空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

ボヘミアン・ラプソディ見てきた

家人からの誘いでボヘミアン・ラプソディを見てきた。先週の土曜日。

感想はいろんな人が書いているから、特に書くことはないのだけれど、Queenの曲とQueenを題材にしたミュージカル映画と思うとわりと腑に落ちたので、自分はそれで満足。

 

そのつもりで書いたわけじゃないだろうに、話の流れに歌詞の文脈が沿うように作ってあったし、We will rock youライブ・エイドのパートにないっていう声もあったけど、あの歌詞はラストの流れにはふさわしくなかったから外して正解って気もするし。

ストーリーそのものはわりとわかりやすい展開だし、一緒に行った子供が家に帰ってきてからQueenのことについて調べて、YouTubeなんかで動画探してみてたし、まあ、マニア層には物足りないのだろうけれど、そんなことしてたら多分男はつらいよ40何作みたいな話になりかねないので、これでよかったんだと思うよ。(OASISのドキュメント映画だってなんかそんなわかりやすい流れで編集してあったしねえ)

 

Brian May本人も「(20世紀フォックスのファンファーレを)レコーディングしたのを9ヶ月も内緒にしとくの大変なんだぜ!」 みたいにいっているので、本人たちが喜んでいるならそれでいいんじゃないですかね。

(なんか本人登場みたいでそっくりでびっくりしたけど。フレディは役者さんのお顔が気持ちちっちゃくてそれが残念といえば残念だったけどそこまで似せてもねえ)

 

上映後、わりと満足して立ち上がって、なんか鼻をすする音が聞こえたのでそっちのほうをそっと見たら、たぶんリアルタイムで聞いていたと思しきおじさんが数人目を真っ赤にして泣いていたので、ああ、本当に好きだったんだな、なんて思いました。

 

(ここから余談)

全然関係ないけど、ハッチポッチステーションQueenボヘミアン・ラプソディみたいな童謡のやつを見て、再現性の高さに腹抱えて笑ったのはたぶん自分だけじゃないでしょうな。

そういえば、小学生が運動会でWe will rock youを応援歌に使っているとQueenのメンバーが知ったらどういう反応するんだろうなあ、というのを最後に書いてこの話はおしまいにしようと思います。

今後のイベントの出展予定

11月24日と25日、2日続けてですがイベントに出店します。

 

しずおか一箱古本市

11月24日はしずおか一箱古本市静岡市葵区鷹匠の水曜文庫という古本屋さんの近くであります。雨天の場合は、静岡市民文化会館の会議室だそうですが、どうせなら外のほうが気持ちよくていいですね。晴れることを祈りましょう。

しずおか一箱古本市_TopPage - 第6回しずおか一箱古本市in駿府市、鷹の市

今回も自分の好きなものとか、あれこれ持っていく予定です。もしかしたら同人誌(けっこう前のやつ)も持っていくかもしれません。あとは静マルのチラシとか前回のパンフとかポストカードですね。たくさんもらってってください。

 

第27回文学フリマ東京

11月25日は文学フリマ東京。もう27回目になるそうです。

bunfree.net

僕の個人サークル「言葉の工房」はE-59。一階の入って中央入口寄りのところ。入口近くなので、目立つかな。

新刊はちょっと時間的に無理っぽいのですが、ギリギリまで粘ってみることにします。できたらなにか持っていきます。既刊中心ですので、お時間の許す限り、雑談しましょう。

c.bunfree.net

で、静マルのブースはE-60です。古本市と同様、静マルのチラシと前回のパンフ、ポストカードの他、運営のメンバーの作った本を持っていきます。こちらもよろしくお願いいたします。

c.bunfree.net

その後の予定

その後は1月に文学フリマ京都に出展予定です。予定って言うか、もうブースは取れてると思うので、なにごともなければ参加します。その後はちょっと未定。チラシ配りをするのにいくつかイベントにお邪魔するかもしれません。
静マル関連は静マルのサイトでお知らせしますね。

浜松古本市 and MORE! 参加してきました

台風の影響が心配されたのだけど、なんのことはない、朝から晴れて暑いくらいだった。

会場はちょっとした展示スペースで、元は浜松警察署庁舎だったのをそういう風に改装したのだという。あの部屋はなにに使ってたのだろう。

 

朝9時から準備を始めた。1m四方くらいしかスペースがないので、手狭と言えばそうなのだけど、あれくらいでいいのだと思う。

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静岡の一箱古本市と同じようにして行ったので、手持ちは少なめ。正直なところあまり売る感じではなかったので、もっとがっつり参加するなら、そういう準備をしないといけないのかもしれない。参加者の中ではたぶん一番ゆるい感じだったと思う。

 

開始からすぐ、人がたくさんきて、決して広いとはいえないスペースもすぐに埋まる。持ってきた静マルのパンフとポスカはほどなくして配りきった。

 

子ども連れも多く見かけた。向かいのブースでは突破的紙芝居読み聞かせが始まる。自分のところでも、小学生男子があれやこれや熟読を始めて、最終的には一冊買っていってくれた。君はゾンビ好きか。そうか。彼とはじゃんけんをして買ったら割引、というのをやった。自分は負ける気満々だったので、2回目で負けた(ただであげても良かったのだけど、それで良かったのだと思う)。

 

途中、ミニライブが2組あった。どちらも初めて聴くかたで、浜松のアマチュアミュージシャン。穏やかな感じと熱い感じ。空間に合ってて、心地よく聴けた。

ユキムラコースケさん

(ライブは3年ぶりだったそう)

https://soundcloud.com/user-249761337

タカイヒロナオさん

https://soundcloud.com/knack-3

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ご飯は飲食ブースに予約してあったので、それを。カレーともハヤシライスとも違うけど、なんかそんな感じ、のが美味しい。もう一つのコーヒーのブースでコーヒーを買って、なんかいいですね、こういう過ごしかた。

 

時間いっぱいまでものを広げて、17時過ぎに撤収。帰宅した。他のどのイベントよりも居心地が良かったのはたぶん主催者の人柄によるところが大きいのだと思う。自分も見習わないといけない。おおらかに構えて、楽しんで。

 

もうちょっと売る気で古本を確保してもいいけど、なんかそれも違う気がして(古本屋になりたいわけではないし)、なので次は静岡の一箱古本市だけども、また同じようにして行こうと思う。11/24です。よろしくね。

 

「浜松古本市 and More!」と「しずおか一箱古本市」に出店します

浜松古本市 and More!

10月7日(日)、浜松市 鴨江アートセンターで開催の「浜松古本市 and More!」に出店します。浜松地区に出店はこれで二回目ですね。朝10時から。

 

とはいっても、古本市なんで、文フリとかココモさんのイベントと違って、古本メインです。うちにある古本を持っていきます。ついでに(といってはなんですが)、同人誌も持っていきます。って感じです。よかったら見てってね。よかったら買ってね。

 

浜松古本市 and MORE! – 浜松初!?1日だけの素人古本屋さんたちが集まるフレンドリーな古本市

 

で、先日、主催の(うちのおひとり)浜松のフェイバリットブックLさんに説明会を聞きに行ってきたんですけど、ここ、アパートの一室を利用して営業していらっしゃる本屋さんで、靴を脱いで上がって、メインの売り場(というかまんま部屋)にはこたつになるテーブルがあるんですね。これは一回座ると根っこの生える場所だ……。
もちろん大きな書店ではないので、あれもこれもあるわけではないですけど、近所だったら通うのに……って感じのセレクトショップみたいな本屋さん。

favoritebooks.jp

 

しずおか一箱古本市

こっちは11月24日。静岡市葵区鷹匠であります。新静岡セノバの近く、水曜文庫さんの向かい辺りですね。晴れていれば屋外での開催になります。こっちも朝10時から。
なんと文学フリマ東京の直前になるんでなかなかビビってる感じです。体力的に持つのかしら。こちらも、家にある古本とか同人誌とかいろいろ持っていくつもりです。

しずおか一箱古本市_TopPage - 第6回しずおか一箱古本市in駿府市、鷹の市

 

本職の古本屋さんと違って、なんとなく本を持っていって、一日だらんだらんと過ごして本のこととか、同人誌のこととか、イベントのこととか話をしていく感じなんで、こちらもよろしくお願いいたします。

文学フリマ大阪に行ってきた(一般で)

関西圏の台風の被害とか、北海道の地震とか、本当のことを言うと「この状態で行っていいものなんだろうか」という気がしないでもなかった。だけど運営さんが「やります。来てください」といっているし、何かそのへんで食べられるものを食べてくるのも(支援とは言わないけれど)消費活動としては正しいのではないかという気がするので、行ってくることにした。行き帰りの交通手段の予約も取ってあって、キャンセルしても満額戻ってくるわけではないのでね。

OMMビルは駅に直結していて(六本木ヒルズとかミッドタウンとかと同じ感じですね)、傘がなくても移動できるのはありがたい。会場は二階。エレベーターで上がる。

なかもずのときはみっしりと詰められた感じの会場で、ただ、建物の入口=会場の入口なので(静マルでいうところの正真正銘の)一般の人でも入りやすい雰囲気であったのだけれど、OMMビルは上の階に上がるっていうところと展示場フロアっていうところがハードルが上がる要因になってるかも。会場内は広くて明るいからそれはものすごくいい。

出展者数でいうと400くらいだったと思う。前情報無しで一周りできる上限数に近いと思う(500くらいからちょっと大変になる)。一般来場者用の通路が広かったり狭かったりするのは柱のレイアウトに合わせたからだと思うんだけど、あれ、もうちょっとどうにかなんなかったのかなー。もうちょっとブースが増えたときに均等な感じになるんだろうか。配置ぎめって難しいからなんか適当なことばっかり言ってますけど。

飲食ブースがないのも久しぶりな感じで、でも多分飲食ブースがない方が大半だと思うのだけれど、そのへんはあまり気にならなかったな……。自分じゃあんまり利用しないからかもしれない*1

今回は予算もないのでいつも買ったりしているところは申し訳ないのだけれど、次回以降の別のところで買うことにして、目についたところも数カ所だけにとどめた。せっかく大阪に来たんだから大阪(関西)エリア中心に見てしまうのはしかたないことかもしれない*2。某高校の文芸部のみなさんがいらしてて、なんか初々しかった。「この日のために準備しました!」と教えてくれたものがとても輝いておりました。

二時間半くらい? 三時間くらい? いて、会場から離脱。

文フリ大阪はわりといつも会場内を回っている一般来場者が多いという印象を受ける。そういうの大事にしてほしいと思う。もちろん、知ってる人にバレたくないとかそういう人がいるのはわかってるんだけど、なんというかこう、閉じてほしくないんだよな。ひところあった話で「いかにして一般来場者を増やすか」っていうのがあったけど、告知もそうだけど、間口を開けておくってやっぱ大切だよなーと思った。
あと、疑問なんですけど、いつから一般来場者向けに紙のカタログを手渡しにするのやめたんだろう。

 

最後になりましたが、事務局の皆さんお疲れ様でした。またいつか出展者側で参加したいです。出展者の皆さんも(特にお邪魔したところとか)ありがとうございました。またの機会にお会いしましょう。

*1:出展者側だとあんまり買う機会がなくて、並んでるあいだ人がいなくなるってのが嫌なのと、絶対に汚すのでそれを避けたいのです

*2:とはいっても話をしたのは顔なじみの人が多かったのだけれど

まるちゃん

さくらももこ氏が亡くなったそうだ。

 

すきかどうかと聞かれたら、あまり好きではないし、たぶんこれからもそうなんだろうけど、だからといってそんなことを簡単に言えるのもその人が生きててこそなんじゃないかなあ、と思ったのは昨夜のこと。

 

たしか、子どもには自分が作者であることを言わなかった、と聞いていて、まさか今もそんな訳はないと思うのだけど、子どもにも言えない職業なのかと(たぶん勝手に)落胆してたのだと思う。

 

訃報を知らせるブログを読んだあと、遡って読んでみたのだけどなんとなく自分が知ってる文体じゃないよなあ、と思って、実はもうずいぶん良くなかったのではないか(≒代筆で続けてたのかもしれない)とも思ったのだけどそんなの自分には関係ないことなのだろう。身内じゃないし、ただの一読者だし。

 

いやまあ、それにしても亡くなるには早い。それは家人と同じ歳だとか、家人も経験者だとか(患部は違うけど)、そういうこともあるのかもしれないけど、ずっと昔から存在を知っててこれからもそうなんだろうと思ってた、みたいなことなのかもしれない。

 

周りでは自分以上にショックを受けている人がいるのであまり余計なことは言ったりはしないのだけど。まあでもやっぱり早いよね。

ともかくお悔やみ申し上げます。ヒデキに会えるといいですな。

 

「夏祭り」発売です。

久々にダイレクトな宣伝です。

出す出すと言い続けて早幾年、重い腰をようやく持ち上げ、ようやっとうちの専属作家(というか子ども一号のことなんですけど)の第一作をAmazon Kindleで発売しました。

 

はい、どーん。

夏祭り (白黒文庫)

夏祭り (白黒文庫)

 

「夏祭り」です。

2011年の文学フリマで頒布開始して、好評いただいたものです。たしか僕が書いたものより良い、というお声もいただいたかと記憶しています。

本人に紹介文を書いてもらったので以下に引用しておきますね。

夏が嫌いだ。
ボクの人生が変わった季節でもあるけれど、
アイツの人生が変わった季節でもあるからだ。
夏が嫌いだ。
毎年暑くて、毎年五月蝿くて、毎年思い出す。
また祭囃子が聞こえてくる。
ボクらの夏はいつもそうだ。
でも、あの夏は少し違った。
ボクの人生が変わった夏でもあるけれど、
アイツの人生が変わった夏でもあるからだ。
いつもの夏と違った、これからの夏に繋がる
夏祭り。

 自分のはなんとか書けますけど、人のものの紹介って書きづらいものですね。

いわゆる青春まっただ中って感じの(ちょっと)もどかしい感じの小説です。ぶっちゃけていうと、つたないなあと思う部分はあるのですが、その頃にしか書けない文章ってあると思うので。

価格もほぼワンコインなのでさくっと手にとっていただけると思います。

もちろん、Kindle Unlimitedにも対応していますので、会員の皆様は読み放題の中にいれていただければと思います。

で、まだ3作ほどありますので順次発表していきますね。

 

なんで白黒文庫と言うかと言うと、本人のトレードマーク的にパンダ呼ばわりされてまして(愛敬のあること)、ならそこから発想してと思ってつけたのですが本人気に言ってくれてるんでしょうか。

与太話はこのくらいにして。

なにとぞよろしくお願いいたします。