空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

2019年の、

ふりかえり。Don't look back.のはずなんだけどなあ。

書くだけ書くけど、思い出したら増えるかも知んない。

イベント参加

出店者として参加したのは、文フリ京都、浜松古本市 and more!、プレイフルサークル、文フリ東京の四つ。どれも性質が違うイベントなので、それぞれのやりかたでのんびりと一日過ごしていました。
京都は観光も兼ねて前乗りして一日歩き回って、御朱印帳をすこしずつ充実させてみたし。浜松と駿府匠宿はなんとなくアウェイな感じを楽しみつつ。文フリ東京はなんでしょうね。心のホームグラウンド。

運営としてがんばったのは静マル。前日の昼間は子どもの結婚式があったので心身ともに疲れ切ってしまいました。ダブルブッキングよくない。どっちも中途半端になるし、すっぽ抜けが多すぎてどうしようもない。だれも代わってくれるわけじゃないところを担うなら、それなりに回避すべきであったのだ。おもしろかったけど。

家の中のこと

そういうわけで、上記のそれと、受験と進学ですね。なんかこう、本人が頑張るしかないところをただ見守るって難しい。新しい場所で、うまくやっていけるかな、と思っていたけど、案ずるより産むが易し、ってよく言ったもんだなあって思います。

おでかけ

京都旅行と、ぷらり大阪一人旅、文フリ大阪見学(そういえばこれ、台風のせいで帰れなくなるかと思ったやつ)、名古屋トリエンナーレ、夏の東京美術館めぐり、いくつかの美大の見学など。個人的にいろんな人に出会おうと思っている一年でした。
あと崎山蒼志くんのコンサート。また行ってみたいです。

着物男子

これは過去記事を見てもらうしかなくて、まあ、楽しいです。
一枚じゃやっぱり物足りなくて、先日デニムとギンガムチェックリバーシブルの角帯と、デニムの単衣を買ってしまいました。きっとこうやってはまっていくんだろうね。着た時に気分がシュっとして、そういう立ち居振る舞いになるのだけれど、他人にはカッコつけてるとか気取ってるとか言われるんだろう。気分の切り替えと言え、って思って気にしない。

僕(たち)の失敗

たち、って言うか僕だけの話なんだけど、とにかくダブルブッキングという大失態があったので、それは今後はどうしても避けたくて。それと夏に熱中症で救急搬送されて、同行した友人に超絶大迷惑をかけたので、健康に留意します……。
なんだかだんだん思ったように身体が動かなくなっているなあって思う。
あとは、忘れ物をしない(わかる人にはわかる)。

さーて、来年の添嶋さんは?

1月の文フリ京都と5月の東京、静マルは決定、3月に浜松古本市があるみたいなんで、それは出たいです。後半のイベントは何にも決まってません。あいかわらず、やりたいことやって、会いたい人に会って、作りたいもの作るつもりでいます。
あ、でもわりと「人生の折り合いのつけかた」みたいなことを頭に置きつつ動くことにしよう。そうじゃないと結局誰かに合わせておしまい、ってことになるもんね。

ツインモニターにした

……した、っていうか、偶然液晶ディスプレイの中古が手に入ったので、物は試しとツインモニターにしてみた。

奥に液晶ディスプレイ、手前がMacBook Pro、MBPに直接挿すタイプのドックを手に入れて、そこからHDMIケーブルでディスプレイと繋いでる。

これだけのために作業スペースの大掃除をした。

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作業スペースの幅は、その辺のビルとかでたまに見かける電話ブースくらいしかない。

んで、買ったドックはこれ

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写真はまだHDMIケーブルを挿していない状態。Time Capsule用のHDDとDVDドライブのUSBケーブルが刺さってる。

87w給電に対応してるのがなかなかなくて、この前のサイバーなんたらで比較的安く買った。

全然関係ないけど、このくらいの給電に対応してて、あれもこれもポートがついてるドックってわりと値がはるんだけど、叩いてる人はみんな「なんでこんなもんにこんな値段」とか「職場ではSDカード挿せないのになんでそんなポートついてんだ」とか吠えてて、いやそんならそういうのじゃないの買いなよ、ってなるのだった。とか言いながら、自分もMac系お買い物ブログ見て決めたから、なんの参考にもなんないんだけど。心配なのは耐久性くらいか。

で、これの何がいいって、外付HDDをアンマウントしても、DVDドライブを道連れにしないこと。こういうのを探していたんだよ、僕は。

で、繋いでみた。MBP基準にしたらダメなんだけど、ノート側と外部ディスプレイでだいぶ色が違う。調整すればなんとかなるかな……。あと、表示領域は1920×1080とは言え、Retinaディスプレイと比べたらやっぱね。コレは用途考えないとダメだなー。

でも、外部ディスプレイ見ながらだと、文字入力は良さそうなので、そういう用途に回しちゃおうかな。クラムシェルモードでデスクトップパソコン的に。

あ、でもそうするとあれか、キーボードとマウスがいるのか。それはそれで面倒だな……。

崎山蒼志ライブ行ってきた

浜松出身高校生ssw崎山蒼志くん。べつに今更紹介する感じでもないので、各自ググってください。

自分の子とそれほど変わらない歳の子で、ギターが超絶上手い、歌声がエモい。エモいって言い方でいいのか。

ネットで知って、配信聞いて、すごいなーって思ってたら浜松でライブがあるということで、チケット取って行ってきた。

実は直前まで、若い子ばっかだったらチケット欲しそうな人に譲って、自分は遠慮しようって思ってたのだった。空想委員会のライブの時にグッズだけ買いに行ったら(会場限定のCDが欲しかった)、まさしく若い子ばっかで、チケット取らなくて正解だったな、と思ったことがあった。なので、その流れから、なのだが。

が。

実際に会場に行ってみたら、自分もそうだけど、平均年齢は若干高め、なんなら親子連れとかもいて、あ、そういう感じ……?ってなった。

 

演奏は……もうもはや何も言葉はなく、ただただ圧倒されて、頭の中でいろんな考えがぐるぐるして、こんなの高校生の頃に聴きたかったなあ、って結論になった。

ここ最近は取りこぼした、「ない思い出」をかき集めているような日々なので、こんなエモいライブみたらやばい。

 

ギター一本じゃない、打ち込みの曲もあるけど、それは本人がやりたいことならば誰もが止めてはいけないと思った。使う楽器が違うだけ。ベースにあるのはひとつのものだった。

 

ゲストは君島大空さん。声質は崎山くんと似てるけど、崎山くんはわりと動な感じで、君島さんは静な感じ。でも一緒にやるとヤバい。かなりヤバい。

ということで、非常にいいものを見た、という気分になった。あんまり良かったので、君島さんのCDも買っちゃったし。

 

発汗はしないけど、強く強く燃える火のような、そんなライブでした。5/9に浜北でホールコンサートやるらしいです。

男子的着物の話

一回、着物で外出できたら、どこに行くにもさもないことのように思える。だって着物着てるだけだし、変なことではないでしょ、くらいの感じ。

今は書生さんスタイルが気に入ってるので(初期投資としてはたぶんこれがいちばん安上がりでは)、当面これで行きたいところなんだけど、でもやっぱアンサンブルのスタイルも捨てがたい。着物でいうアンサンブルってのは「同じ布地で仕立てた長着と羽織のセット」のこと。古着で買ったのもアンサンブルと袴だったし、どうせなら羽織も着たい。

となると、一回くらいは基本に立ち返って長襦袢→長着→羽織って着方もしたい。よね。

持ってないのは長襦袢肌襦袢は本当に一番下の下着だから、丸首シャツとステテコでいいんだと思う。ステテコなんかイオンで二枚800円である。

半襦袢はどうなんだろう、と思う。下がステテコだったらそれでもいいのかな。半襦袢と裾捌きに分かれてるものを女性は使うことがあるので、それでもいいかもしれない。

で、長襦袢とか半襦袢とかを見てみる。

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長襦袢で4000円。素材はポリエステル。値段だけならTOOTのパンツと同じくらい。ってかパンツ高いな。自分は茶色の長着だから、グレーとか紺とかのほうがいいのかな。10000円超えてるのは予算に合わないなー。気軽に着るっていう目標に向いてない気がする。

1番目のは綿で7000円。襟の部分に柄入り。2番目のはポリエステルで3000円。

ってことはポリエステルの長襦袢の方が値段的には買い得な気がする。

これに、腰紐追加。

文フリ京都で着物を借りた時は1回目は腰紐で留めて、2回目は腰紐のかわりに布テープ(ガムテみたいなアレですよアレ)で留めてそのまま長着を着た気がする。えっ、そんなんでいいの、って衝撃を受けた。まあでも布テープはノリが生地に悪さしそうで怖いので、マジックテープ的なやつにしたらいいかなあ。

あとは足袋と履き物。足袋っぽいソックスはこの前送料払う代わりに買った。同じ値段ならそうするよね。白じゃないけどいいよね、気楽に着たいし(すべての免罪符的発言)。

履き物は……これはもうブーツでいいにしてもらいたい。持ってる着物は冬物だし、草履とか雪駄は寒い(根性ない)。祖母が透明なカバー付きの草履を履いてたのを記憶してるけど……さすがに雪が降るような時期は長靴だったはず。いろんなサイト見てるといろんなの欲しくなるけどね。

あ、忘れてた。羽織紐も持ってない。房になってるやつ好きじゃないんですよ。大袈裟すぎません? そんで、石とかビーズとかを繋げたのもなんか違う気がする。

こういうのね。今、友人に相談してて、鎖で試しに作ってもらってる。それで良さそうならそれを使ってみることにして、ほかに良さそうなのがあればそっちも使うようにしたい。

 

……という雑談でした。誰とこんな話していいのかわかんないから、たまには調べたことを書いていかないと。着物を仕事で着る人にも聞いたりするけど、やっぱ本式の着方が多いから、そういうのも覚えておいたほうがいいと思うんだ。基本あっての応用だし。

次は木綿とかのもっと気を使わない長着かなあ。こういうのを探したりするのって楽しくないですか。僕は楽しいです。スーツも好きだけど、似合うスーツ探すのと同じくらい楽しい。

文学フリマ東京 参加してきました

一年ぶり?の東京参加です。

会場のちょうど真ん中あたりで、前も後ろも人がたくさん、みたいなところに位置しておりました。TRCのワンフロア開催に参加したのは初めて。蒲田の倍の規模ですよ。びっくり。

 

 

というわけで、今までにないシンプルな机の上でした。そんなに毎回たくさん印刷するわけでもないしね。荷物もここ5-6年のうちでは最小だったのでは……。

5-6年のうちで、って辺りがあれなんですけど、文学フリマに参加し始めてもうかれこれ10年近く経つんですよね。なんでこんなことになっちゃってるんだろう(笑)

初期に比べたらガツガツしなくなったし、売る売らないより場の雰囲気味わうことのほうが大事だし、むしろ静マルの宣伝ばっかやってるんですけど、書かないことには本作れないし、上達もしないし。

 

「素直になれなくて」は今回で売り切ったので、これにて販売終了とします。ありがとうございました。

「よせなべ」は在庫僅少ですが、文学フリマ京都に向けてまた用意します。

 

売上冊数はここ最近の参加の規模とほぼ同じですね。売上とは別に、会場の規模が大きくなっているぶん、つられ買いは減ってるのかな……という感じです。まあしかたない。前みたいに凝った表紙とか内容とかにしてないしね。

 

会場は今までにない賑わいだったような、と思っていたら6000人超の人出だったそうです。すごいなあ。コミティアから流れてきたかたもいらっしゃるのかな。人のいない時間帯ってのがなかった気がします。

無理な呼び込み、声かけは少なくなったなあという印象。そうしたほうがいいとは思わないけど、なんかこう、派手なテーブルレイアウトとか目立たない……よね? みんなこぢんまりとしてた気がします。

 

企画ブース(というか企業ブース?)があるのは悪くないですねー。それ目当てだけでもいいんじゃないかなあ。きっかけはだいじ。

 

同行してくれた家族にはあまり迷惑もかけられないので、ダッシュで行ってダッシュで帰ってくるみたいな感じでしか回れなかったんですけど、まあいろいろ買ったし買えたみたいでよかったのでは。個人的にはあれとかこれとか買いそびれてますけど。

でも、一度どこかでお会いしたいなーと思っていたかたや、久しぶりのかたなどたくさんのかたにお会いできました。うれしい。ありがとうございます。フリートーク苦手芸人なので、失礼なことがなければいいんだけど。

次回は文学フリマ京都、その次は文学フリマ東京の予定です。またどこかの会場でお会いしましょう!

着物を着て外出した

 

……要するに文学フリマに着物着て行ったのだけど。そんなときじゃなきゃ着てくところも機会もそうそうあるわけもなし。そろそろ素振り(=着付けの練習)の成果を見せる時……!

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これは途中のサービスエリアで撮ってもらった写真。スタバの店員さんに「とっても似合ってますね」とコメントをいただきました。ありがとうございます。お世辞でも嬉しい。着物だとお世辞を言ってもらえる。承認欲求を手軽に満たすなら着物。

 

で、この日一日、着物で過ごしてわかったこと。ツイッターにも書いたけど改めて。

 

  1. 椅子に座ると帯は上がる(ので、ちょいちょい位置を直したほうがいいかな)
  2. 袴履いてるとトイレ大変(まあ、なんとか)
  3. 袴とブーツ最強
  4. かわいいは作れる(年甲斐もない)
  5. この着物を着るにはまだ暑い(ので季節に合う着物欲しくなる罠)
  6. 素振り大事。崩れても直せるスキルがあるだけで違う。
  7. 目立つかもしれないけど、本人も気にしなきゃ誰も気にしない
  8. 着物にメッセンジャーバッグは全然ありだと思う(色目合わせたサコッシュとかでもいい?)

 

着るの自体は、YouTubeで確認しつつ着ても10〜15分もあれば楽勝。YouTubeを見るのは角帯の締めかたがまだあやしいせい。

行き帰りは車だったのだけど、帯があるから背中をシートにべったりつけるわけにいかない(し、痛い)……ので、シートと背中の間、帯の上あたりにクッションを置いてみた。まあこれはどうしようもないね。袴履いてなきゃどっちかに結び目をずらせばいいのかもしんないけど。

その上で、背筋を伸ばして座ってもどうしたって帯は上がる。ので、ときどき前の乱れと一緒に帯の位置を直してやるといいのかな。そもそも帯が腰できちんと締まってたらそんなこともないのかもしれないけど。でも、とりあえず着られるレベルでも出来てたら、あとからフォローできるから、やはり素振り(=着付けの練習)は重要。

馬乗袴だと、歩きやすい(着物の裾が多少はだけた形になる)。端折っちゃったほうがいいかなあ。自分のは袴が多少薄手だったから透けるの嫌でしなかった。トイレは……最後の最後に一回行ったけど、時間があったので、個室で後ろ側だけ解いて着物の裾たくし上げて、って感じでした。終わってから落ち着いて紐締めなおせばいい。行灯袴はスカートと同じ構造だから、もうちょっと楽。下からたくし上げるだけ。

暑さ寒さ対策は……なあ。これは着物そのものの厚さと下になに着るかによるのかな……まだ研究中。とりあえず今回は薄手の長Tとスタンドカラーシャツ(薄手のポリエステルの奴)。下半身は無印の綿混紡のタイツ。ギリギリ股引っぽい。

で、手持ちの荷物。色目合わせた肩掛けの信玄袋がありゃいいんだろうけど、まあ、気にしないでメッセンジャーバッグでいいんじゃないの。肩が擦れるのが気になるならハンカチ挟めばいいのでは……? それかサコッシュ持ってればそれでいいと思う。

所作は自動的にそれに合わせたものになる(歩幅は大きくはならないし、袖は気にするし)ので、おっさんでもスッとした感じになる。たぶん。ただ、しゃがんだりかがんだりはしづらくなるので、その辺は考慮に入れておいたほうがいい。これも帯の締めかたに慣れたらもうちょっとなんとかなるかなあ。

着物着てる人は少ないので自動的に目にはつく。目につくけど、本人が「今日はこの格好なんで」くらいのつもりでいれば誰もなにもなーんも気にしません。着物警察もいないしな! なので、初めて着てくには文学フリマいいよ(笑)。

次は文学フリマ京都で着るのかな……? 下を長襦袢にして、アンサンブルで、ってのもいいかなあ。

 

で、一回外に出ると、次違うものが着たくなる……のは世の常なので、違う着物を探したくなるわけですね。洗える着物とか、綿100%とか扱いの楽そうなのが欲しいなーと着実に沼に向かっているのでした。今度はグレーか紺のにしたい。

短文集「よせなべ」出します

つけもの、肉、と来て、今度は鍋です。冬だもの。気がつけば食べ物シリーズ第3弾。わりとまだまだ書けるのではないかとは思っているのだけど。野菜とかおやつとか。

短文集「よせなべ」

A6(文庫サイズ) 本文28ページ 300円。

添嶋譲・言葉の工房/空想少年はテキストデータの夢を見るか? 発行

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今回は最初にも書きましたが「なべ」です。よせなべって本のタイトルにしましたが、よせなべは出てきません。鍋の種類にならなかったのは、それほどのバリエーションを食べたことがないからです。おでんとかすき焼きはなべに入るのか問題とかね。

内容は以下のとおりです。

  • 鍋やるっていうから用意してたのに(連絡なしで)ドタキャン食らった話
  • 修学旅行のご飯に出てきた小さな鍋の中身を横取りする話
  • 後輩からのリクエストで鍋と宴会の用意をする話
  • 外食で一人鍋の話
  • お母さんと喧嘩する話

こんな感じです。あらすじは、って思われるかもしれませんが、だいたいこんな話です。特にどうということもないのですが、そういう芸風です。実際に体験した話ではないのですが、もしかして自分の身に起きたことがあるかも、と思ってもらえたら嬉しいです。「経験したかもしれない、未経験の思い出」がコンセプトです。

で、めずらしく完全書きおろしです。

 

literary-ace.hatenablog.jp

 こちらで取り扱いますので、よろしくお願いいたします。その後は文学フリマ京都ですかね。

当日、会場でお会いしましょう。