空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

感想

コメントカード(と今後の予定)

いろいろあってようやくZINE舎YELL(ジンジャエール!)の残を引き取ってきました。立ち読みしていただいた皆様、お買い上げいただいた皆様ありがとうございました。正直なところ0ということもあるだろう、と思っておりましたので、予想外に手に取っていただけ…

Does the Future Sleep Here?

国立西洋美術館で開催されている 「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか ――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」を見てきた。 ◇ 西洋美術館にはいわゆる「現代美術」は収蔵していない。ただ、この美術館の成立が「…

ZINE舎YELL、行ってきました

委託イベントにじぶんが出すのはひさしぶりだったので、若干わくわくしながら行ってきました。 静岡市草薙にある、「art book shop りぶらりお」さん。新刊と古本、アート寄りのセレクトショップのようなところです。 JR草薙駅からちょっと歩くのですが、天…

展示をたくさん見てきた

「東京五美術大学連合卒業・修了制作展(以下、五美大展)」「中平卓馬 火-氾濫」「キース・ヘリング展」を見てきた。キース・ヘリング展は会期が修了間際というので、それが主目的*1。 五美大展 武蔵美、多摩美、日芸、東京造形、女子美の五美大の展示。何年…

オラファー・エリアソン展を見た

前回、東京都現代美術館で見たときは、ちょうど美術館女子ネタが若干燃えてた頃で、いわゆる「映えスポット」としてしか認識していなさそうな人で溢れかえっていた*1。オラファー・エリアソン自体にはなんの罪もないのだが、それを主導した読売新聞や美術館…

「豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表」を見た

東京都現代美術館で開催の「豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表」を見てきた。 ◇ 予備知識なしで行ってきた。解説そのものはTokyo Art Beatとか現美のサイトを見ていただくとして。おそらく解説なしでは意図がわからなくて、リーフレットの解説を見てかろうじ…

「きらめき彫刻祭」を見てきた

昨年あった「うららか絵画祭」の主催者「ストレンジャーによろしく」が主催。今年も谷根千エリアを中心に11ヶ所で開催された展示群。 ◇ 彫刻ってなんなんだろうね。 ◇ インスタのキャプションそのまま載せます。考えながら書いてたのだけど、いつも頓珍漢な…

【ふじのみや西町ブックストリート】ありがとうございました

一般道で行こうかと思っていたけれど、思いの外出るのが遅くなってしまったので、8割くらいは東名自動車道を使って行った。もうナビはいらないくらいには慣れた道だ。 9時までにお入りください、と要項にはあって、ついたのは8:57くらい。ギリギリセーフ。荷…

「翻訳者、豊﨑由美と読んで書く」を読んだ

翻訳者たちが、海外の本を読んで書評を書く。その書評の講評会の記録、のような物。講師は書評家の豊﨑由美。 豊﨑さんはSNSで活動する若い書評家というか本のインフルエンサーに噛みついたりするけど、基本的には書評家としては信頼できる人だと思う。 文学…

「顔たち、犬たち」を読んだ

オカワダアキナさんの「顔たち、犬たち」を読んだ。 よく聞けこれはおまえの話。おれの話。どっちでもいい。ずるい男のずるい話。男性性の呪いについて。 (通販ページの紹介より/ 顔たち、犬たち | ザネリ ) 妻がいるが男とセックスする男。ゲイともFTMとも…

つくることとなおすこと(あるいはこわすこと)

2/2、ヒトヤ堂であった、青木真兵さんと光嶋裕介さんのトークショーを聞いてきた。トークショーのタイトルは「つくることとなおすこと」だが、そこに時々戻りつつも内容はわりと多岐に渡った感じ。 とても全部覚えきれないので、脳内解釈込みで覚えている範…

顔を上げて、視点を変えて

今年も藝大の卒展に行ってきた。去年見て良かったからだが、前回は時間が足りなさすぎて後半、駆け足で見たみたいになってしまったので、今年はなるべく開館時から見ようと思って行った。 View this post on Instagram A post shared by SOEJIMA,yuzuru (@li…

祈りだったり浮遊感だったり(展示をいくつか見てきた)

たまたま、ほんとうにたまたま近くまで行く用があったので、国立新美術館に行ってきた。見たものは「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」展。 NHKのEテレで紹介されていて、その時点であと一週間、という会期だった。ほぼ諦めていたのだけど、運良く…

TOKYO ART BOOK FAIR行ってきた

まさか雨降ってると思わなくて、傘は持って行かないわ、ノイズキャンセリングイヤフォン忘れるわ*1突発で行くんじゃないんだからもうちょいちゃんと準備しなさいよ。 で、人混みで邪魔になるのも変に目立つのも嫌だったから普通の洋装してったけどわりと正解…

【しずおか一箱古本市】ありがとうございました

風があってちょっと寒い1日だったが、雨は降らず。運のいい一日だったと思う。 今回はここ何回か使っていた木の台は使わずにシートを敷いた上に直接置いて並べた。テントの中で二組がシェアする形だったし、自分の横が地面の上に直接展開している形式だと圧…

baton & session 行ってきた

11/23 富士宮まで行ってきた。なんか今年は富士宮に縁のある年だと思う。 で、このコンサート。中村一義のTwitterで告知を見たのが11/14。なんかすごい人たちが富士宮ですごいコンサートをやるらしい。てか4500円て!そりゃ速攻でチケット取るでしょう。*1 ◇…

沼津散歩

家人が沼津まで出かける用があるというのと、ちょうどその日、沼津駅前の仲見世商店街で古本市があったのでふらりと行ってきた。 アーケードのあるあたりは(おそらくだいぶ衰退しているとはいえ)営業している店も多く、ハレかケかで言えば「ケ」の商店街では…

【文学フリマ東京】ありがとうございました

11/11 文学フリマ東京37参加しました。「言葉の工房」にお寄りいただいた皆様、ありがとうございました。 事務局の皆さんも準備からなにから大変だったと思います。おつかれさまでした。 ◇ そういえばすしざんまいポーズ、前はやってましたな。忘れてました…

Perfume costume museum見てきた

だいたい直前にならないと本当に行けるかどうかわからない……というかその気にならないというか。新幹線のチケット予約画面を見ていたら、こだまグリーンが安く取れそうだったので(通常の指定よりも1700円くらい安かった)、行くことにした。 ここのところ、人…

藝祭2023に行ってきた

タイトルだけで終わりそうな感じだが、つらつら書く。 ◇ 四年ぶりの通常開催ということで、予告動画から告知から何からボルテージが上がりっぱなしに見える。 自分は初めて藝祭を見に行ったのだけど「自分が学生の頃にこんなに盛り上がる大学祭だったらなあ…

うららか絵画祭

ストレンジャーによろしく、という展示が金沢であって、それは見ることができなかった。 その実行委員会が谷根千エリアでやったのが「うららか絵画祭」。どうしたもんかと思っていたのだけど、終わっちゃうし見たかったなってなるのも嫌だったので行ってきた…

「闊歩」を読んだ

ひさびさの感想です申し訳ありません最近夜はなかなか起きていられないのです。 さて。ドーマウスさんの本。サークル名は安眠スペース確保優先。ステキなネーミングセンス。 以前はポエマーの意地というサークル名でした。なので、せっかくなので前に入手し…

「人間噂八百別冊 追悼・和田慎二」を読んだ

石川誠壱さん・文、足立淳さん・絵とマンガ、の本。 なんかうっすら読んだことがあるような気がするのはなんでだろう。掲載紙を見たことがあったのかな。和田慎二の、というよりはドラマ盤、映画版のスケバン刑事へのツッコミにあふれている。アニメ化された…

「go POCKET-私的110雑記帳その5」を読んだ

ギニョさん(デュアルパトローネはサークル名ですよね?)の本。 ワンテン、っていったと思うんだけど、 ◎_◎ こんな形をしたフィルムを入れる、ちっさいカメラがその昔あってですね。それの本。 むかし従兄弟のうちにこれがあって、カメラを借りたいと思ったと…

「夜のゆめ喰い」を読んだ

城島はむさんの本。twitterで呟いたとおり、素敵なおとぎ話(という風に読んだ)。 えっと、なんか自分の中ではポチさんは新垣結衣のイメージでした(なんで)。ガッキーが窓にゴスッてぶつかって「いてててて」とかやってる感じ(だからなんで)。 今回はちょっと…

「summer camp vol.3」を読んだ

ジン太さん、なかばさん、晋太郎さんのサークル、の三冊目。で、僕の中では既に安心の安定感のサークルさん。 失礼を承知で書いちゃうと、今までで一番読みやすかった。話と、表現と、いろいろがカチッと上手いことはまって、短いお話ながら、ぐいぐい読むこ…

「KAISHI vol.1 -家族・郊外-」を読んだ

ちょっとまとまりのない文ですみません。非常にとっ散らかった感想しか出てこなかった。 評論とか小説とかコラムとかネット座談会とか収録のミニコミ誌。……っていう認識でいいのかな。 思ったよりもテーマの中で拡散している印象。 で。なんか全然父親の姿が…

「東京に空がない」を読んだ

五十嵐彪太さんの著。豆本。約3センチ×3.5センチくらい。ちっさい。フォントサイズも思い切り小さいのだけど、話がひとつ。糸で綴じてある。赤い糸で縫いとじられた物語ってなんだっけか。寺山修司か。実はあれはあんまりいい思い出がない。 そんなことはと…

「ウサギアルバム はる」「同 なつ」を読んだ

くまっこさんの著。「男一匹元気が出るディスコ」誌にも参加してる。 とにかく写真にやられた。ケイタイとかHOLGAで撮った、とある。俺もHOLGAがずーっとほしいなぁと思っているのだが、これを見てさらにそう思った。だってもーなんかもー可愛いんですよ。え…

「なめたらわかる」を読んだ

これは文学フリマの終わりがけに、ほぼ中身を読まずに買ったもの。伊藤佑弥さんの著。 前回、サークル名だけでなんか引っかかってて、買おう買おうと思ってたのに気がついたときには一人だったものだから買えず、今回に持ち越しみたいな感じで。 ぱらぱらと…