空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

『あかとみどり』(晋太郎)を読んだ

『泥濘に住む男』というサークルのブースにあった小説本を2冊ほど目を通してささっと買ったもの。のうちの一冊。さらっと読んじゃった。
セミBLとか当日見たPOPにあったような気がするけれど全然そんなことはなくて(褒めている)、中学生の頃にありがちな悩みだよねとか思いつつ読んでいた。そんなこと考えるのは僕だけですか。好きになりすぎると訳わかんなくなるし、そもそもこの気持ちがそうなのかもわかんないよ、みたいな。
BLっていうと本屋勤めだった頃、年上の腐女子バイトと「最近のBLって出てくるのが男同士ってだけで、中身は普通の恋愛小説と変わんないよねぇ」と話したことがあるのを思い出す。どうせだったらもうちょっとこう内なる思考とかをちゃんと掘り下げてほしい、とかなんとか。女子が読むエロ小説という役割を担っている以上仕方なかったのかもしれないけれど。
この話を読むときに自分がそうしたように後ろに隠れているものを探しながら考えて読むと、いろいろのことがじつは避ける必要がなくて別に普通にしてりゃいいんじゃんってならないかな、なるといいな、と思ったのだった。ま、勝手な思い込みですけど。