空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

たとえば僕が死んだら

デジタル遺品の話。

先日、NHKの番組を見ていて、デジタル遺品の話題だったのだが、要するにパソコンとかデジカメとかオンライン上に残っている痕跡をどうするかっていう話なんだけど、自分の場合はどうするんだろうと思ったのだった。

自分の場合は、パソコンと、いくつかのプロバイダ、ウエブサービスがあるからそれに該当するのかな、レンタルサーバなんかはそのつど払ってるから、入金が止まればすぐ消滅してしまうだろうと思う。パソコンなんかは見なくていいから全廃棄してくださいっていう話になるんだろう。

(関係ないけど、本もCDのほしいのがあれば残していいけど、基本的には全部廃棄でいいと思ってる)

テレビでは自分の書いたものとか写真とか全部引き継いでほしい、みたいなおじさんが出ていたけれども、これって、残された側からしたら「骨董とか鉄道模型とかそういうが残っちゃって、死んだ持ち主は好きだったけど、自分らは別に、価値なんかあってもなくても関係ないし、っていうか早く捨てたいんだけど」みたいなものだよなあと思ったのだった。

いろいろ探してたら肌色率高いのが出てきたとか、oh! yeah!な動画が出てきたとかそれもまたびっくりであるけど、おっさんポエムとか出てきてもあれだぜ、っていう話ですよ。そんなもん価値があるとも思えない。

それで自分のことを思う。好きで買った本とか、CDとかビデオとか、まあ、好きな人がいたら勝手に持ってってもらっていいんだけど、たぶん文フリで買ったもんとか、そういうのって誰もほしいとは思わんのよね。僕は大事にするけど、それが家族にとって大事なものであるとは限らないんですよ。

デジカメ写真とかも。家族と撮ったものとか、家族を撮ったものとかはいちどプリントしてアルバム作っちゃえば、後は別に風景写真とか鉄道とか、(自分の趣味に照らし合わせると)本の素材にしようと思って撮ったのとか、いるか? いらないだろ、ってなる。だったら文章なんかなおさらだ。あんなもん誰も要らないだろ。

テレビのおじさんは処分しようと思って結局どれも処分できなくて途方にくれてたけれど、最善の方法としては「見返さなくていいから全部捨てて」しかないんじゃないか、と思った。

(また話はずれるんだけど、それよりも先に通帳とカードと引き落としだけは何とかしてもらわないとね。そのほうが大事だよ。プロバイダとかの有料会員もか。これだけ何とかかなれば、後はほったらかしでもいいくらい)