空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

「雨」Kindle版出ました

こんにちは。添嶋です。

ここのところ、告知記事ばっかりであれなんですけど(そういう使い方をそもそもしようと思っていた……わけではないつもりなんだけども)、今回も告知です。

タイトルのとおり、以前無料版、増補版と紙の本で出した掌編小説集「雨」のKindle版がリリースされました。

金額は250円です。で、書影はこれ ↓ 

掌編小説集「雨」

掌編小説集「雨」

 

 わー。ぱちぱちぱちぱち。

ほとんど紙版と同じです。紙版のほうではあまり内容紹介らしい内容紹介してないので、今回はない頭ひねって書きました(というか冒頭の文プラスアルファ)。

目次と内容紹介

  • 「雨」……雨の日は足どりが重い。歩くたびに足元からたぷんたぷんと音がする。雨の日は僕を使って降水量の観測をする。
  • 「傘」……雨が降ると僕たちの学校の玄関で待っている子がいた。誰も名前を知らない。傘をわすれた人に、貸してくれる不思議なあの子の話。
  • 「部屋」……雨の音を聞きながら布団にもぐるのが好きだ。好きな人とくっついてごろごろするのが好きだ、という話。
  • 「水」……僕の家は古くて、今にも崩れそうな感じで建っている。家を見た近所の人からは、お化け屋敷のようだと言われていて誰も近寄ろうとはしない。雨もりが酷く、家の中なのに、まるで雨が降っているようだ。
  • 「喧嘩」……姉ちゃんは朝から機嫌が悪い。原因はだいたい予想がついている。「どっか行けよ、うぜえな」姉弟喧嘩に嫌気が差して、雨の中、家出をする。
  • 「猫」……雨が降った日に限って鍵を持って出るのを忘れる。雨の中、野良猫と一緒に両親の帰りを待つ僕。
  • 「神様」……昔々あるところに小さな村がありました。その年、村には雨がほとんど降らず、日々の生活にも困る有り様でした。雨乞いの生贄として捧げられた少年が絞る知恵とは。
  • 「川」……この前の大雨の日、増水した川に一人の男の子が流されたニュースをあなたも知っているでしょう。おぼれることなく男の子を助けたのは、川に棲むあの生き物。
  • 「嵐」……ぽつぽつと降ってきた雨は、何分もしないうちに本降りになった。せっかく出かけた野外コンサートなのに、中断とか。本当にすぐにやむんだろうか。
  • 「深夜」……これは罰ゲームで、今やっていることはただの友達ごっこだ。だから、これでもうゲームはおしまい。行ったり行かなかったりの学校、幼なじみからのメッセージ、電話。声が聞きたくなったという言葉に安心する。

Kindleは専用のリーダーのほか、スマホで読むためのアプリがあれば読むことができます。あとはPC/Mac版のアプリケーションもあります。

Kindleをお持ちの方なら、無料で読むことができます。立ち読みというか、借りてきて読むみたいな感じですかね。

年内か、年明けすぐ位に「インスタント・リプレイ」もリリースする予定です。Googleマップへリンク張っちゃって問題なければ、そんなには間が開かない予定。移行、順次旧作もリリースしていけたらいいなあと思います。

そんじゃあ、電子書籍版もなにとぞよろしくお願いいたします。ちなみに紙版はこちらから。

kuusousyounen.stores.jp