空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

嫌いな自分の嫌いなところ

過去を振り返るとたいていその時の自分は下を向いて声を殺して泣いていたりする。何をそんなに泣くようなことがあるんだ、と聞いてみたい気もするが別に大した理由なんかないことはわかっているので聞くだけムダなわけで。
人前では「ここで泣いておけば解放されるかな」
一人のときは「自分がかわいそうと思って泣いておけばリセットされるはず」
どちらにしてもあまり感心できないというか。文字にするとなおさら嫌な人に見えて仕方がない。実際そうだったのかも知れない。
さすがに今は泣かない。無理にリセットしなくてもなんとなくなんとかなっている自分。
泣くかわりに文字になにかを託す自分。誰にも伝わらない、ぼんやりとした筋の通らない内容だったとしても、それが今の自分の中にあった澱みのようなもの。
いつか死ぬのかな早く死ねたらいいのにと思う自分と、でもきっとこのままなにも変わらずに大人になっていくのだろうと思う自分。どっちもたぶん違うと思う自分。なんだろう。泣いている自分を後ろから見てため息をついているような。