空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

喫茶店

学校が終わると制服のまま街まで行って裏道にある喫茶店に入るのが好きだった。たいてい一人だったので参考書だの文庫本だのを見ながら少しの時間を過ごした。あるとき試験後に久しぶりにそこに行った。「試験、どうだった」「まぁまぁかな」それがマスターとの唯一の会話だった。