空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

別れの情景3

どちらからともなく別れ話がでて、そのまま二人は無口になった。人混みの中、互いの場所も確認することもなく、いつのまにか離ればなれになった。一瞬探したがすぐにやめた。その必要はなくなったのだ。始まりがそうだったように終わりもまた、無意識の出来事だった。