空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

寄稿します

第十六回文学フリマか、超文学フリマで頒布開始になるであろう、自分のではなく、他のサークルさんの本に載せてもらう(予定の)原稿を書いた。

タイトルは「あえて、風紀委員」。

本のタイトルは「突撃!放課後オールスター」といい、以前寄稿した「男一匹元気が出るディスコ」という企画の第二弾だったりする。あいかわらずぶっ飛んだネーミングセンスだなー。

で、「あえて、風紀委員」。

最初は(もう、これはたぶん二度と人目には出ないと思うので書いちゃうけど)侠気あふれる女子高生、風紀委員長が並みいる敵をばったばったと切り倒し、容赦なく罵倒し……ていうような、なんか誰でも思いつきそうな話を思いついたのだが、スムーズに書けるのだが、書いててちっともおもしろくならないので、こりゃダメだ、一回全部なしにしようと思ってない知恵をひねり出すのにうなりたおしていたら出てきた。

同じネタで違う話を書くのはこれが三回目だ。もうこれで最後にしないとロボット物を書くSF系の物書きと思われてしまう。サークル名の所為なのか。そうなのか。そうかもしらんな。

ただ、学校が舞台ではあるけれど、誰一人ちゃんとした先生も生徒も出てこないというあいかわらずのひねくれっぷりなので、もしかしたらボツになるかもしれないという恐怖と戦いつつ、書き上げた。

あらすじ、というか。

学校を模したロボット工場。職員は先生と呼ばれ、作られるロボットが生徒。朝、一体が教室にいない。どこに行ったのか。風紀委員長である僕が探しに行くが、さて。

去年の自分とこの個人誌からこっち、どうも小説のような物を続けて書いているせいか、今まででいちばん小説の体裁に近い物を書いているという奇跡のようなことになっている。いや、同じことやれっていわれても、もう絶対にムリだと思う。その昔「散文のほうが似合う」といわれ(以下略)、でもまぁ、根気も何もないのだが、それでも継続は力になっているのかもしれない。なっているといいな。

とまれ、今までで一番長い話を書いた。「突撃!放課後オールスター」を入手しなければ読めないので、大阪文フリ、超文フリで手にとっていただきたい。企画第一弾「男一匹元気が出るディスコ」もよろしく。どっちも面白いはずだよ。