空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

ポエケットに参加した

出展したのは初めてだ。

たぶん、好きな歌手のコンサートに行って、でもそのコンサートのお約束とかノれる場所とかを知らないから戸惑ってしまって、楽しかったのだけれど心残りが少し、みたいな感じに似ている。

ポエケット限定で、このイベントのために作ったコピー本は多くの方に目に留めていただけた。写真を褒めてくださったかたもいた。無料配布のポストカードは持っていってくださった方はみんな喜んでくれていたようだった。中には「もう一枚もらっていっていいですか、そのかわり代金払います」と言って、本当に買っていってくださった方がいた(文章以外で自分の作ったものが売れたのはこれが初めてだ)。

文章はどうなんだろう、と思った。誰かには届いたのだろうか。これを考えるとまたぐるぐるしそうなので深く考えないことにしたい。少なくとも、コピー本はそれぞれの手に渡っていったのだから。写真だけでなくて、言葉もセットで届かなければたぶん手に入れようとは思わないだろうからだ。

これ以外に写真のたくさん入ったものはないんですか、ともいわれた。一瞬、本の杜の時に作ったものも印刷してくればよかったかな、と思った。もしかしたら自分に合っていることはこういうことなんじゃないかとも思った。実際にこれらを作っているのはとても楽しかった。文章だけを書いていたりするよりも楽しい。写真ももっとうまくなりたいし、文章でも引きつけられるようにもっとうまくなりたい。

今、秋の文フリに間に合うように文章を書いている。チラシには載せたが「僕の好きな、君のことばかり考えてみる」本だ。ベタベタのアマアマである。写真もたくさん載せよう。今度こそ、自分の今までやりたかったことを全部徹底的にやろう。それで満足したら、それを最後にしよう(多分しないし、最後にはならない)。

 

会場ではゲストによる朗読、飛び入り企画による朗読(スポークンワーズ、といっていたけれど)が行われた。すべて聞くには体力がいる。全身全霊で送られてくる言葉をすべて受け止めるには自分ができていないからだろう。NIFTYの時に行ったことのあるイベントは知っている(とこっちが勝手に思っている)人が多かったため、なにが起きても大丈夫な気がしたのだが、今回は知らない人ばかりだ。おもしろかったり言葉の意味を考えたり、コンサートのお約束のような言葉の掛け合いを見たり、いろいろありすぎて少し疲れてしまった。

大島健夫さんのと、飛び入りのほうのともちゃん9さいさんが特によかった。えこし会さんは朗読劇のようだった。

あと、久しぶりに奥主さん、ポエム王子大村さんをお見かけした。奥主さんには本を売りつけてしまうという暴挙に出てしまった(本当は渡すだけでよかったのに、買うといってくださったのだ。申し訳ないです)。大村さんには声をかけられなかった。人気者だしね。

さて。当日はいろいろな方にブースにきていただいたり、お話させていただいたみなさんには心からお礼を申し上げたい、です。みなさんのおかげでいい一日を過ごすことができました。本当にありがとうございました。また何時かの機会にお話しさせてください。

当日入手したものは以下のとおり。

  • 「単位」木津直人
  • 「明るい遺書」八柳李花
  • 「夜想詩集」立川裕也
  • 「あるところに vol.2」
  • 「怪獣散歩」くまっこ
  • 「かわ」「イー」モリマサ公
  • 「どんと、こい!」
  • 「とらのねどこ」佐々本果歩
  • 「シティ・オブ・ゴールド」反響波動
  • 「ボンボンビー博士のメディスン・ショウ」反響波動

忘れた頃に感想があがるかも知れません。というか、感想を書けるようにがんばって読みます(かなり積ん読が多いので申し訳ないのですが)。