学校見学も兼ねて行ってきた、武蔵美。まあ学費高くて、とてもじゃないけどやれないんだけど。
主に油絵の展示を中心に見てきた。わりとわかりやすそうな(ぱっと見てそれなりの感想が得られそうな)作品が多くて、自分みたいな絵心のないおじさんでも楽しめた。
で、わりと好きかなあって思ったものを羅列。これだけではないけど、本当にいくつかだけ。
あと、ここにはないけど、MAUコンクールってのがあって、それに出品してた、背景画の人と、硬質な紙で作られたテーブルのベースのがよかった。
フリマもあって、アクセサリーが中心だったけど、時々小さいサイズの絵とか、zineとかあって、もっと現金持ってれば良かったなあ。写真をキャンバスに印刷したやつが良くて、どうしても欲しかったのでそれは買った。3種類あって、2つ買っても良かったのでは、と今でも思ってる。
絵の描ける人になりたかった。衝動でも考えて描くにしても、言葉じゃどうしようもないことを表現できる人になれたら良かったなあ。
その時必要なのは、周囲からの褒めだと思う。心からの。僕は何にでもすごい、カッコいい、素敵っていうから、なんだか安っぽく聞こえるかもしれないけど、自分にないものを持ってる人はすごいと思う。なれなかったものになってる人はすごいと思う。
芸術だけで食っていけるわけではないけど、ないと心が荒む。癒す必要はない。荒んでいる、という表現を見て、荒んでいると自覚するだけでもいい。そのために芸術は必要だ。
幸せなものを見たときの幸せだという気持ちを、泣きそうになったときの気持ちを、自覚させてくれてそこにあればいい。
(どうしたらそれで食っていけるか、考えなくてはいけないけど。全てのものに価値があり、ただではないことを僕たちは自覚して理解しないといけない)
だから、というわけではないけど、前を向いていてほしいと思う。誰か特定の人に向けて言ってるわけではないけど、顔を上げてしっかり立って欲しいと思う。