空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

小説の書きかた

先に書いておくと、技術的なこととか初心者指南とかそういう有益なことは一切書いてない。ごめんよ。

 

とある人に、どうやったら小説を書けるか、ということを尋ねられた。

ん、と考える。それは僕も知りたい。といっても、技術的なことを聞いているわけではないことはわかる。さて。

隙あらば自分語り、になりがちではあるけれど、逆説的に自分のことを考えてみたらどうか。今、ほとんど書けてない。何故か。

 

現状、今まで以上に情報量が多すぎる。新型コロナの関係で、ってあれで。この言葉もはや聞くだけで軽くイラッとするようになってきた。

で、自粛要請(っていう名の外出禁止令)で、出かけることもままならない。消耗戦。となると、もともとインドア派の人はともかく、アウトドア派の人や、自分のようにスナフキン気質の人間はたぶんストレスがたまる。

もう一つの可能性を考える。反応。

読まれたいと思うのはたぶん、書く人ならみんなそう。気にしてない、とは言え。たまに自分の名前で検索してみたら、買った、読んだ、あたりで止まってるものは見かける(それはそれで嬉しい)。あと、建設的な批評? こうしたほうがいいとか、ここはわかりづらいとか。

脊髄反射みたいな嫌いかたはなあ。なら読むなよ、金返すから次のイベントに持って来い、とか思ってしまって良くない。良くないっていうか、そんなこと言われる筋合いはない。

で、褒められた時のことだけ覚えてればいいのだろうけど、思い出すのは酷い貶されかたをしたときだけ、みたいなことはよくある。

穏やかでいられるはずもない。満たされていれば書く必然性もなくなるが、ストレスフルなときもそうだとは思わなかった、ということに行き着く。

ではどうしたらいいか。

前にやった作業会(コワーキングスペースにカンヅメ)はよかった気がする。環境を変えればいいわけだ。

そこに至るまでにもならない場合。心身共に疲れているなら、休めなければいけない。どこにも出かけなかった期間は、自分はひたすら眠っていた。音楽すら聴く気にならなかったからだ。最近は少し聴けるようになったので、マシになってきたということだろう。

インプット作業。本もまともに読めなかった。短文や、エッセイ、歌集あたりから攻めている。すぐ閉じちゃうけど。SNS…………もホントは離れたほうがいい気がする。あまり見ないようにはした。

普段の生活のストレスから身を守るみたいに現実逃避をするしかないのかもしれない。読み書きから程遠いことを敢えてやる。そうしたら、もしかしたら何か思い浮かぶかもしれない。その時に、ただ書き出す。ダメでも取っておく。いつか使えるかもしれないし、そこからまた何か思いつくかもしれないから。

そうやっていって、いつか小説になったらいいね、って思った。というかなってほしい(主に自分が)。

 

で、今までの話とはちょっとずれるけど。

的外れな批判が来ないようにするには、本当なら編集者みたいな立場の人がいたらいいのにな、って思うことはある。間違いとか、改良点を提示してくれる立場の人。まあ難しいけど。下読みします、って人にお願いするのも手かな。

余談おしまい。

 

質問してきた方にはそんな話と、でもその人は僕なんかより全然ちゃんとしてて、能力のある人だから書いてほしいって伝えた。どうかつぶれないでほしい。

 

自分はどうかって?

想像して妄想して、書いて、完成したら楽しい、くらいで留めてもいいかな、と最近は思う。もう落とし前は随分前につけたんだし。気が向いたら自分のぶんだけ作るくらいでいいのでは。

じゃあまあそんなところで。