一日かけて展覧会を6つ見てきた。多いな。どれもそんなに大規模ではなかったのでできたことかもしれない。
いろいろ考えることもあったんだけど、その辺は一切頭に残さないでただただいいなと思うとか好きと思うとかだけ残すようにしてきた。
STARS展(森美術館)
李禹煥が良かった。もの派というかミニマルアート?が好きなのかもしれない。
村上隆の「原発を見にいくよ」は愛知トリエンナーレに出てたらとんでもない言われかたをしただろう。
村上隆の「原発を見にいくよ」はむちゃくちゃ解釈に困るいうか……若者二人の衣装はドラえもん/ドラミちゃんモチーフだと思ったし、途中で被り物脱ぐのは「猫をかぶるのはやめた」(=知らないふりをしない、自分の意思で選択する)ことを指しているのだろうとか、まあいろいろ……。
— 添嶋譲 (@literaryace) 2020年9月22日
まさか「マイ・ロンサム・カウボーイ」を見られるとは思わなかった。
奈良美智のはいっときほど不機嫌な顔がなくなってきた気がするんだけど、どうなんだろう。
全然関係ないけど、ほぼ同期間で嵐の大野さんの展示もあったそうで、STARS展までの途中、入り口から当人の全身写真が見えた。
おさなごころを、きみに
映像インスタレーション中心。ヒーロー変身ごっこ的なもの*1は大半が女性が体験してて、出来た映像見てもプリキュアとかセーラームーンみたいだから、そういうことなのかなと思ったり。
オラファー・エリアソン ときに川は橋となる
光の具象化。
人が多すぎて楽しめなかったのだけど*2、スクリーンに三原色光を当てて、影を作る作品はヒトがたくさんいたからとても良く見えた。リアルタイムなif you wanna*3のジャケット写真のようだった。
収蔵品展(以上、3つは東京都現代美術館)
美術館に来た安心感。抽象より具象が好きなわけではないけど、概念だけってのは自分には今は難しいのかもしれない。
東京都現代美術館は全部の展示が見られるチケットが3000円、企画展2つ(プラス収蔵品展)が2100円。わりと楽しめるのでは。
「先端芸術2020/アペラシオンAPPARATION」 -先端芸術表現科20周年&伊藤俊治教授退任 記念展-(東京藝術大学大学美術館陳列館)
自分が思うような先端、ではなくて現代美術と同じくらいの意味合いなんだと思った。映像は全部は見られなかったけど*4、こういう映像のほうが好きかもしれない。分割された画面に映し出されるアニメーションとか。ドキュメンタリー番組を撮る取材スタッフを取材する写真とか。
落合陽一展 未知への追憶(渋谷モディ)
たぶんなんだけど、一般への訴求力がいちばんあるのはこれなんだろう。存在しないノスタルジーというか、モノローグと淡いなにか。
なにが好きかとかはもちろん誰にもあって、知らないものを見るのはわりと楽しい*5。
ここに至るまでの過程と時間を想像して*6、自分は軽々しく「○○を作る(書く・撮る・なんでもそうだけど)のが好きだ」というべきではないな、と言うことを確認した。他の人のことはわからない。自分に限った話。*7
それにしてもどこにいても人が多かった。