空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

圧倒的なスタイル(あるいは、パーフェクトスターパーフェクトスタイル)

どれくらいぶりかわからないけれど、久しぶりにイベントをやっている。いろいろあって、自分でできる範囲でやっているので、規模は小さい。小さいけど、歩幅は大きくしていきたい。

 

10/5〜10/10で、静岡市にある書店の場所を借りて、委託イベント。本当は以前のように会場を借りて、みんなで集まって、とやりたいところだが、会場がそこまで本格稼働しているわけでもないので、今の形になった*1

 

受付から委託品の受け取り、お金や会場とのやり取り、ほぼ全部一人でやっているので、時々、これ、こんなことしててええんか、という気分になる。ひとりではりきってるだけにならないか。星飛雄馬の主催したクリスマス会は誰も来んかったんやで。大丈夫か。

そう思っていても仕方ないので、宣伝に使えそうなところは使ってしまっている。好きじゃないとの必要かどうかは違う。

 

買ってくれた人に、何か袋に入れて渡したい。そういうのが好きだからだ。もとセクシー環境大臣言うところのあれで袋有料になってるところは多いが、ぶらっと来て買ってもらって素手で持っていけと言うのはなんだか違う気がする。なので、紙袋を用意した。図案は古くからの知人にお願いした。消しゴムハンコにして作ってくれた。

その人とは、知り合ってから20年くらいブランクがあって、ここ何年かまた親しくしてもらっている、そういう間柄だ*2。どこかでできた繋がりが、細く細く長く繋がったままであったことを今なら無条件で感謝できると思う。というか感謝している。

 

会場となる本屋さんの雰囲気も壊したらいけないと思う。僕はわりと土足で上がり込みがちなので、なんとか意識して距離を保ちつつ、そこのイメージを壊さないようにしないといけないと思っている。だから什器も一から用意した。

イベントの設営はひさしぶりだ。たぶんほぼ2年ぶりくらい。文フリ京都以来だ。設営は楽しい。これから来るいろいろなことにワクワクできる。設営の時がいちばん不安がない。

 

3時間くらいかかって、設営が終わる。昔していた仕事と近いような遠いような、あの時もセンスがなくて上司に毎日酷く叱られていたけど、今でもセンスがいいとは思えない。その場を邪魔しない、ということだけは覚えた。

 


 

まあだいたいこんな感じだ。

 

 

歳のことを言うのは野暮だし、それをダシに批判してくる奴はいるが、50あたりになって、10代では考えられなかったことが身に起きている。単純に楽しい。webメディアで記事を書くこともあったけど*3、それも含めて、普通に仕事して無趣味のままいたらできないことをさせてもらっている。したいと思ってもできないことだ。尻込みしていないでやってみようというのは、自分の子供が自分のやりたいことを自分で考えてやっているのを見て、人にやってみたら、というだけではダメだなと思うからだろう。知識も技術もない、ただの思いつきと勇気だけで突っ走ることもできるのだ。

 

 

物書きを始めた時とは違う意味で今はいろいろが楽しい。結果がついてくるかはわからないけど。

*1:62人しか入れられないってイベントとして成り立たないと思うんだけど。寄席とか演劇は元々の定員いっぱいまで入れられるんだけどなあ

*2:ニフティサーブの頃の知り合い、って言ってわかる人はたぶんそんなには多くないと思う

*3:うまく行ったかどうかはわからないが、自分には向いていないな、ということはわかった