敢えて努めて淡々と書く。
9/22
飛石連休だったし、もうなんかここで休みとって夏休みにしてしまえとばかりに休みを捩じ込み、東京に行って来た。Perfumeの東京ドーム公演。
そのついでに見たい展示がいろいろあったのだが、なんとなくなにもする気にならず、とは言え、東京にはただぼんやりする場所も皆無なので展示をひとつ見た。東京都美術館で開催の「つくるよろこび生きるためのDIY」展を見た。缶とかパッケージとかを利用したエッチング、たぶんフロッタージュなんじゃないかなって思う絵、インスタレーション、いろいろ。
11歳の頃どうだったかってアンケートというか調査というか(そういうインスタレーションだ)があって、ちょっとだけ思い出してみようと思ったが、頭が全力で拒否したので参加せず。
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お昼を食べて、どこに行くでもなくドームに。
で、Perfumeのコンサート。コールドスリープ(=活動休止)のアナウンスがあったからかなんとなくドーム周辺みんな昂ってる感じがする。自分はベンチに座り同行者を待ちながらすぐそばでかかっているPerfumeの曲を聴いていた。前ならコスプレの人たちのお互いを撮りあうところとか振りコピとかあったけどもうないんだなーと思いつつ、かかっていた曲に合わせてぐーちょきぱーちょきちょきちょきちょきちょきってやってた。
コンサートの内容はいろいろな人に任せるとして、まあでも重ねてきた年数の分だけ思い入れってあるよなあって思った。ポリリズムでファンになって代々木取れなくて直角二等辺三角形ツアーの大阪取れて友人誘って、そこから怒涛の展開だった。あの時友人を誘って本当に良かったって思う。友人もたまたまそのとき飲み屋でPerfumeの話をしていただか、映像を見ていただかしていたんじゃなかったっけか。今までこういうの、ともだちを誘っても拒否られてばかりだったから、受け入れてくれて本当にありがとうって思ったし、一緒にあちこち見に行けて本当に楽しかったし、今でも仲良くしてくれて本当にありがとうって思ってる。キモいでしょ、キモいし重いんですよ僕は。まあそんなことを思いつつ、お腹の調子もよろしくなく規制退場をごめんなさいして出た。
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友人と落ち合い、軽く飲む。しょーもない話がたくさんできることに感謝しつつ。
ホテルでは興奮が残っているのかぜんぜん寝付けずにいた。結局、何度も目が覚めてはうたた寝みたいな感じにしかならなかった。
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9/23
浅草に泊まったので、浅草寺にご挨拶。
いろいろ考えて、東京駅に荷物を半分置いてから行動を始めた。
国立新美術館で展示を見る。
「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」展。フィルターが幾重にもかかった、あるいはM+的解釈による日本の美術。今現在の「現代美術の縮刷版」とも言えそう。
ジェンダーというかフェミニズムではないアンチ・マスキュリズムなんかなあとなちょっと思ったり(この辺付け焼き刃の知識しかないので間違ってたらそっとスルーしていただきたい)。あ、僕は基本的に嫌人間主義みたいなとこはあります。それよりまず自分を一番信用してないし、不要なものとして捉えてます。
だけど、そういう歴史があるからこそなんだけど、敢えてそこを突きつけられるとちょっとしんどい。自分(だけ)のせいではないにしても「お前のせいだ」と突きつけられているような気持ちになる。
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行動展てのも見た。彫刻面白かったなあ。エスキース?やらマケットやらも一緒に展示されてるとかも良かった。そういう名前の美術団体なんだそうだ。
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あとはGINZA SIXで吹き抜けのところにあるジュリアンオピーの作品(「Marathon, Woman」)を。好きなんだよう。明らかにこの人の作品てわかるのに、パブリックアートっぽいというか、主張しすぎないところとかそういうのが好きなんだよ。
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そのあと銀座のプレタ中心の着物屋さんに行って店番をしていた知人と小一時間話す。人の話をたくさん聞くのが楽しい。
行きたいところ回ってたら体力の限界を迎えたので、これにておしまい。少しだけ早い時間だったので在来線で帰った。