空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

売れる、売る、読む、読まれる

まったくもってとりとめのない話。

 

文芸系のイベントに出るような人は、文章を書いている他の人々と交流して輪を広げていきたいのか、自分の書いたものを売るためにイベントに参加しているのであって交流とかそういうのは別の話なのか。……ということをまた飽きもせずにぐるぐると考えている。

 

とある方の言うように、異種格闘技戦みたいにいろんなジャンルの方たちとともにイベントをやってそこで本を売れば、文学系イベントには絶対に来ない人たちにも目に留めてもらえるだろうし、別の方のようにまずはいろんなひとと知り合いになって、そこから広がっていくといいなという考えの人もいるだろうし。

誰それがいるからそのイベントに行く、というのは究極の目標ではあるけれど(たぶんそれはみんな同じなのでは?)、そこに至る道筋が違う。ような気がする。

 

いろんなところに寄稿できればいいけれど、(これまたすんごい前に誰かが言っていたように)どの合同誌を見ても書いている人が同じ、みたいにことになっちゃうのはちょっとなぁ。読む側としては飽きちゃうし、きっと「もういいよ」ってなって逆効果のような気もするし。

ほとんど売れませんでした、では次に参加するモチベーションがなくなっちゃうし、だからって馬鹿みたいに売れる人なんてそうそういないし(だってそんなに売れるんなら文学が不良債権になるわけないじゃないか!)。売れても赤字になったら意味ないって人もいるだろうし、ただで配ってもちゃんと読んでもらえるわけないからお金を払ってでも読みたいって人のために値段をつけてるんだっていう人もいるだろうし、ほかにもいるかな、まぁ、いろいろと。

そんなふうに、音楽をやる人が悩んでそうなことで自分たちも悩むわけですね。金のためにやってるのか、自分の表現のためにやってるのか。ぐるぐるぐるぐる。むずかしいな。

 

で。今年に入ってから新しく始まったイベントに二回参加したが、売上的にはほとんどないといってもいいと思う。他の人は知らない。本気で売る気ならいろいろマーケティングするとかカラフルで手に取ってもらえそうな表紙とか狙うのかもしれないけれど、自分にはそんな腕はないし、金もないし、別にそんなことしたいわけじゃないし。でも手に取ってもらいたいし、気に入ったら買ってってほしいし、そのためには(元に戻る)。難しいよ。難しい。

 

もっとも一番の問題は、僕は別に小説家になりたいわけでもそれで食っていきたいわけでもなく、「コピー用紙に印刷したものを半分に折ってホッチキス止めしたもの」を真っ先に自分のために作るのが好きで、あとはもしよかったら、の話になっちゃってることかもしれないな。