2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
誰もがいつか死んでしまうならば僕が今ここで生きている必要もないのではないかヘッドフォンの奥で鳴っている音楽は僕に現実をつきつける
誰も聞いていない 誰にも届かない 僕の言葉はなんの意味も持たない 誰かといると唐突にわかるときがあるよ 僕には本当に何もない 君はどうして笑うの? 僕の何を笑うの?
部屋でひとり キーボードを叩いていると時々 実は壮大な騙し企画ではないか と そんなこと あってもなくても この世界にたったひとり 僕は
二人で帰るのは初めてだった。というか後ろから勝手について行ってるだけだからほとんど悪い冗談みたいなものだったけど。君が何も言わないのをいいことには勝手に話をした。最後の最後に「ま、好きなんだけど」と言ったら「俺も」って手を振って道を渡って…
久しぶりに降りた駅で君を見つけた見失わないように君を追いかけた声をかけられるなんて思ってなかった君が誰かに笑いかけているところを見ることが出来ればそれでよかった相手が僕じゃなくても良かった(ほんとうはきみにみつけてほしかった)
駅まで君と歩いたひとことも話さずに歩いた今までのこと全部謝ったって許してくれそうにはなかったそれでも君のことを嫌いにはなれなかった誰かが僕を笑っても僕は君のことが好きだった僕を僕として扱ってくれる君だけが好きだった
足が痛いよ。自転車が壊れちゃってちゃんと家まで帰れるかどうかわからないけど、お母さんに糸川さんから預かったカプセルを渡さなきゃ。疲れたよ。早く帰りたいよ。ケガしたところが痛いよ。お母さんに早く会いたいよ。
傘!と思ってひどい雨の中僕は家を飛びだした。なにも持たずに出かけた君が困っているんじゃないかと思ったからだ。駅につく頃、君を乗せた車が僕の真横を走り抜けて行った。既にずぶぬれだったけど更に派手に水をかけられてしまった。自分がバカみたいに思え…
ずっと君が僕を待っているって聞いてダッシュで教室へ向かう。 何か持ったままうつむいて泣いているようにも見えた。 きっと何も言わないだろうけど話しかけるよ。
君が喜んでくれればいいなと思って用意したCDをすんでのところで渡すのをやめた。 そんなことしたって怪訝そうな顔になるだけだからだ。 僕は何をしたかったのか。 CDを見つめたまま動けずにいると君が声をかけてきた。 嘘をつけるかな。絶対に君にバレない…
ずっとこうしたかったって抱きついてくるのはいいのだけれど、必要なのは僕なのか、僕の身体なのか。
ブースにいらしたのは、自分の父親よりも年上のおじさん。思い切って声をかけた。前回もいらっしゃいましたよね、というと「ずっと参加してる」という言葉が。5円で割に合わないでしょう、というと「趣味だからね。財力が続く限りやるよ」と。かっこいい。 …
今回は前回よりも気楽に見に行ってこられたのだった。道も迷わなかった。 前回よりもサークル数が多かったようだった。みっしりしてるかと思ったが、そうでもなかったかもしれない。 戦利品リストを作っておこうかと思う。順不同。サークル名とかリンクはま…
前回はいろいろ自分の中で気持ちを棚卸しするというややこしい目的のもと行ってきた。 今回は幸いにしてそんなややこしい(というか他人からすればはた迷惑な)目的や感情はなく、単に前回買いそびれたものや続きなどが買えたら、という気持ちで。あと、たぶん…
idトラックバックをいただいたので何事かと思ったら、前回の文学フリマで便乗参加した8P折本の感想が書かれてあったのだった。ありがとうございます。 ネットで文章を公開しているにもかかわらず、感想をもらうことはほとんどないので驚きと興奮がないまぜに…
ハッシュタグ#twnovelのついて自分のツイートを久々にまとめ。なんかあんまり成長していない。 ふぁぼったーとかいうサービスでなんだかいくつかクリップされていたようなので、そのかたがたには感謝いたしたく。
大きくなったわねぇ、なんて母ちゃんみたいな言い方すんな。いつもいじめっ子から守ってるの誰だと思ってんだ。バレンタインに義理だって渡されたからこっちだって義理で返すぞ。ちくしょう。
死ねばいいのに、と彼女がつぶやいた。指を差した方向は窓の外だった。僕は彼女が幸せになるのならなんだってしようと決めていた。僕は迷わず空を飛んだ。瞬間、クラスから快哉が聞こえた。
テーマパークに行って世界一有名なネズミに「ずっと会いたかったんだよ」と言ったらハグされた。耳元でくぐもった声で「うぜぇおっさん」と言われたような気がしたけれど、そんなの自分でもわかってる。僕に夢も希望も存在の理由もないことくらい。
酷く寒い朝に「うわー、おまえの布団暖けー」とかいって入ってくるのはやめてほしい。まして「こうすると落ち着いたりしね?」と僕の足の付け根に手を置くのはもっと嫌だ。ただでさえ緊張してからだが熱くなってるのにもっと熱を持っちゃうじゃないか。
学生の頃、元気いっぱいにしていれば友達ができると思っていた。中学に入ってそれが無意味だと悟り少しずつテンションを落として必要以上に空気を読んだ。みんながキモいヤツは何をしてもキモいというので少し途方に暮れている。僕はいったいどうしたいのだ…
居酒屋でバイトをしている。休憩中に中学の時の同級生に会ったので「久しぶり、今日はどうした」と聞くと同窓会をやっているという。今。まさにこの場所で。えーっと思わず声に出すと「えーって……ていうかお前誰だっけ」と困った顔をされた。
誰もいない放課後、君の席に座ってそのまま机に突っ伏してみた。 無雑作に置かれた制服から君の匂いがした。 こんなことばっかりしてるから嫌われるんだよなぁと口に出すと涙が出そうになった。 こんなこともうやめにしよう。みじめになるだけだ。
教室にいてもしょうがないので少し寒かったけれど非常階段のところに隠れるようにして座ってた。 こうでもしないとどうにかなってしまいそうな自分が嫌だった。 小説ならここで誰かが心配してきてくれるのだろうけどそんなこともなく。 だけどせめて君の声く…
出ないってわかってるのに君の家へ電話した。 ケータイのほうが手っ取り早いのも知ってる。 でも僕がかけてるってわかったらきっと君はそのケータイを捨ててしまうんじゃないか。 だから効率悪いなぁ、と思いながら普通に電話するのだ。