というわけで第5号(通巻6号)として「文芸コンピレーション input selector ISSUE:Mid2024」が出ます。
静岡市葵区駿河町に「本とおくりもの ヒガクレ荘」という本屋さんがあります。もちろんメインは新刊本です。で、店の一角にはいま流行りのシェア型本棚がありまして、借りると古本や自作の本を売ることができます。ヒガクレ荘はシェア型書店の、静岡での先駆けとも言える存在です。
今回はその「ヒガクレ荘」の貸本棚を借りている棚主さんと話が盛り上がった結果、本を作ることになりました。フッ軽と言わば言え。
本を作ってみたいけれど、どうやって作ればいいのかわからん、というかたは少なからずいらっしゃるわけで、では場を提供しますね、という感じで始まりました。なので、わりと急がせてしまったかもしれません。
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今回の執筆者はこちらの皆さん。敬称略です。
- 31cm 四方を描く / カニ座
シェア型書店の説明（実に詳細に）、カニ座さんがヒガクレ荘の棚主になったきっかけが描かれています。 - 広野の先に見つけた本屋 / 放課後レコード店主
いかにしてヒガクレ荘にたどり着いたか……の足跡なんですが、えっと、セキララすぎませんか……(笑) - 飲み会観賞 / tekka maki
ヒガクレ荘からちょっと歩くと飲み屋街。参加そのものも楽しいけど、観察するのもまた、楽しいですよね。 - 虚無の重力 / 壬生キヨム
短歌。静岡随一の歌人、キヨムさんの静かなるパワーを感じて欲しいです。 - 「やさしい詩のつどい」の詩ZINE(仮)へのお誘い・他 / 書肆猫に縁側の店番 よしたけ
静岡市の城北公園近くの古書店から。お店の紹介と、ZINEへのお誘い。即興詩、楽しいと思いますよ。 - 写真と言葉 / 添嶋 譲
この本の編集担当。作品は通常営業の添嶋です。 - 詩・3 編 / ひとり散歩
今回の発案者（のひとり）。今回は詩で参加です。 やわらかくて強い言葉を味わってください。 - チェロ ホリック / 立川季里
ふとしたきっかけからチェロに呼ばれ、チェロを愛することとなる女。それは一生の相棒となる瞬間。 - おうえんアニマルズ / 夜野 篝
ひとり暮らし、不安と負荷がたくさん。ですが、ひとりではありません。彼らがおうえんに来てくれるのです。 - 完成した植物 / 区素田零
たまごを産む猫。あるいは、急速に侵食する新種の異種について。なにかに置き換えればこれは現実の話。
エッセイ、短歌、詩、小説。
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文学フリマ東京38、しずおか一箱古本市、Zineフェス静岡あたりで買うことができます。もちろんヒガクレ荘の言葉の工房棚にも置きます。
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文芸コンピレーション input selector ISSUE:Mid2024
B6 本文64ページ 予価500円
(表紙は若干変更がある場合があります)
