空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

上手下手

自分のような箸にも棒にも掛からない人間がこれこれこういうのが趣味ですって言うと痛いだけなのだが、本当に上手い人ってそういうの主張しないよね、当たり前なのかも知れないけれど。そしてそういう遠慮がちなところを見るにつけ「俺には勝てねぇ」って思…

bnkr vol.3を読んだ

だいぶ時間が空いたけれどもがんばって読んでいる。でも無理はしない。 前回も気にはしていたのだが、結局帰ってから買いそびれたことを少し後悔していたのだった。今回は買う気満々で。 vol.1と2は電書で買ったので、それもぼちぼち読みつつ、3を読み進める…

(無題)

僕たちは続いていくのかな テーブルはさんでハンバーガーほおばって 会話するでもなく顔を見合わせて 軽く笑ってそれで落ち着く あの人とはどうなの うん まぁ 普通 そんならいいのだけど なにも知らないのが一番 なにも言わないのが一番

(無題)

じゃあね、っていつもそっけなく言うんだね だらだら別れを惜しむような仲でもないけど あと5分だけと言ったら ごめんねと返された ずるいなあと思うけど きっと仕方ない いつになったらわかってくれるのかな

(無題)

今日も僕は炎天下に待ちぼうけを食らわされるのか。倒れないように準備はしてきたけれどいい加減この化かし合いのようなことにも飽きてきた。そこに隠れているのはわかっているんだ。腹も減ったし飯食おうって誘ってみるか。断られるだろうけど。

(無題)

覚悟していても もう 会えないとわかると その場から動けなくなる ダメだと思っても 次はいつ会える? そう聞いてしまう 諦めの悪い自分

(無題)

好きだなんて一言も言ってないのに僕は君を好きなことになっていた。 周りはうるさかったけどきっちり無視した。 夏休みの直前に君から誘われて映画を見た。 別れ際、好きでいてくれてありがとうと言われた。次の日から君は学校に来なくなった。

野球

父は昔から高校野球を熱心に見ていた。 僕は父を喜ばせたくて野球を始めた。小学生の頃だ。 運動音痴だったがいつか打席に立つために練習に通った。 ある日母があなたが野球を始めたから父さんは野球で賭けをするのはやめたのよと言った。 僕はどう返事して…

教室

机の下で手をつなぐ 蝉の声が耳の中でうるさいくらい 先生にバレたらどうする? せめて昼休みまで待ってくれたら

(無題)

いつもは怒ったような顔ばかりの君が普通に僕の名前を呼んだ(ような気がした)時に今までずっと悩んでいたのが馬鹿みたいに思えてきた。僕は君が好きなんだ。きっと。

(無題)

君の声が聞きたくて電話をしてもつながったことはない君にとっての僕はたぶんその程度

ふたり

街で君を見かけたので声をかけようか迷ったけど、隣りにいる人に気づいてやめた。 目があわなかったのをいいことに何も知らないことに決めた。 二人に知られて二人ともなくすのは嫌だった。

快晴

病院のベッドの中から見る空と教室の窓から見えるそれはたぶん同じだ。 あんなことしてもしなくてもきっと何も変わらない。消えることもできない。