空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

一緒に行こう

毎朝僕の顔を見るたびに
笑う前にちょっとだけ嫌な顔をするのを
僕は気づかないふりをして
でも別に一緒に学校に行かなくてもいいよとは
言えなかったので
ほんの少しだけ家を出る時間を早めた
ひとりで歩くと学校はほんの少し遠い
君の横にいて一言の会話もないままよりは
きっとどれだけかマシなのだけれど