数えてみたら、前号から2年8ヶ月ぶりくらいだったらしい。
ひさしぶりに文芸コンピレーションinput selector出します。数えて3号(通巻4号)。通巻4号なのは、30秒読書がこれの別冊扱いだからです。
で、区別がつかなくなってくるので、どうしようかと、ない頭ひねって考えて、今回から発行年を入れていくことにしました。なので、ISSUE:Late2017。Macのプロダクトみたいだな。
では、参加者の皆さんのご紹介です。あらすじは苦手なので、非常にアバウトな紹介となっていますがその辺はご容赦ください……。
- 相沢ナナコ「コネコの長い一日」
コネコビトのお話。ショートショート。 - 秋月千津子「黄色、青色、そして白」
エリと月子と、滝くん。私が心をひらけるのはあなただけ、君だけ。 - 昭乃そら「肌」
美に耽る。美を追い求める。 - 伊藤佑弥「その先の後先」
小説を書くのをやめてしまった。就職をした。 - 稲荷古丹「あたまにひびく」
毛が生えて、若返った、けれど。 - うさうらら×オカワダアキナ「昨日のかみさま」
中年のおじさんとタンゴを踊る羽目になってしまった。コミック×小説。 - 菅野樹「風琴堂覚書 航跡雲」
若者が持ってきたものの中に、とても大切なものが入っていました。あなたと私を固定する、大切なもの。 - 雲鳴遊乃実「破壊神へのラブ・ソング」
僕と違って君は言葉通り、壊してしまった。 - くりまる「チロとゆく」
愛犬が死んだ。筆の進まぬ私と編集。ある日娘が帰ってきた。 - たかなしみるく「都民ファースト都民ファーストっていうけど、実は私はまだ千葉県民。~たかなしみるく×東京生活~」
私と同居人の奇妙な生活、あるいはご飯いらないなら早くそう言え。というエッセイ。 - 津上夏哉「ナイチンゲールに花束を」
雪の壁を越えて、外に出なければ。 - 業平心「ココがどこかでなく、キミはだれか」
一生をなぞる、一週間の歌。 - 濱澤更紗「幸不幸の境界線」
恋がもどかしいのはだいたい男子のせいだと思う。 - マツ「うさぎ」
自分が知っている二つの話は、どちらもうさぎが死んでしまうのだ。 - 豆塚エリ「もう君は私のものではないのにね」
酸いも甘いも乗りこえる短歌。
以上です。それと、添嶋の「サンタクロースなんて来なかった」が入ります。
表紙はこんな感じ。
ばーん。かっこいいでしょ。Helvetica万歳。裏はサークルロゴしか入っていませんけど。
というわけで、ストリートフェスティバル・イン・シズオカで先行頒布予定、文学フリマ東京が初売りです。
文芸コンピレーションinput selector ISSUE:Late2017
A5モノクロ 本文220ページ。 予価1000円。