空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

新刊「もじめし」のこと

こんにちは。添嶋です。
今回は、共著のご案内です。

タヌキリス舎さんという、相沢ナナコさんの文芸サークルから「もじめし」という本が出ます。タイトルどおり、言葉で説明してるレシピ集。相沢ナナコさん、たかなしみるくさん、添嶋がひとり5つずつレシピを出していて、それといっぺんずつエッセイも書いています。

それぞれの立場で作るご飯なのでバラエティに富んでいます。添嶋のは家族ごはん的なものが多いです。

本文レイアウトと装丁も担当しました。表紙のイメージはオレンジページだなあ。ちょっとだけ面白い遊びができたと思います。

表紙紹介、どん。
f:id:linus_peanuts:20150930115940j:image
実際の表紙はまたちょっと見た目が変わります。まあ、見てやってください。
判型はA5、本文24ページ。500円。

初売りは10/3、さいたまスーパーアリーナ 1F展示ホールで開催される、グルメコミックコンベンション。時間は11〜16時です。
11月の文フリでも販売されるとのこと。
みなさんぜひ手に取ってください。そしておいしいご飯を作って食べて、しあわせな気持ちになろう。

「リ・インカーネイション」(第13回短編小説の集い参加作)

はじめに

こんばんは。添嶋です。第13回短編小説の集いですね。添嶋の参加は8回目。カウントを直したそうですね。テーマは魚。

novelcluster.hatenablog.jp

ぎょぎょぎょーとかそういうのが思いつかなかったのですが、これ、どういう話なんだろう。魚の出てくる話だよ。いちおうね。

では続きを読むから。

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秋から冬のイベント情報

みなさんこんばんは。添嶋です。

秋から冬にかけて、のイベント向けの、委託と新作情報です。上のほうにあるものほど確定情報。9月3日現在の情報。

  • 10/10 第2回Text-Revolutions 場所:都立産業貿易センター台東館
    『文芸コンピレーションinput selector第2号』を委託
    公式アンソロジーおよび、自主企画・300字ショートストーリー ポストカード企画に参加
  • 11/21-22 デザインフェスタ vol.42 場所:東京ビックサイト西ホール+屋外展示場
    カズキヒロさんとのコラボ作『君に近づく12の方法』と、新作(タイトル未定)
    現在新作は鋭意製作中です。カズキヒロさんのブースにて取り扱いです。
  • 10/3 グルメコミックコンベンション6 場所:さいたまスーパーアリーナ 展示ホール
    相沢ナナコさん、たかなしみるくさんとの共著「もじめし」を鋭意製作中です。ごはんを作る人三人の、レシピとエッセイ。11月の文学フリマ東京でも頒布するそうです。
  • 10/1〜11/1 東京都立川市のカフェ、PENTA MERONEさん「秋の大読書フェア」。「インスタントリプレイ」と「input selector」を委託します。お誘いいただいてありがとうございます。

今回単著の新作はありません。

随時情報は追加していきますので、ときどき見てもらえるとうれしいです。

自作解説とかしない、のに。

こんばんは。添嶋です。

前回の自作解説するつもりじゃなかった的な記事、比較的好評だったようなので(自分で言ったもん勝ち)、二回目。7月分まで。8月分は書いたばっかりなんで、次回(があればその時)に。

 

 

カエルくん

テーマは緑。すぐにカエルを思いついて、そこから話を広げる。カエル顔の人っているよね、とか、「ふたりはともだち」とかそこらへんから。友人たちが親指姫って言ってるのはあれは焼きもちだよなあとは思うけど、そのへんの判断はまかせます。

 

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

 

 

天気予報

テーマは雨。文フリで「雨」って本出したくらいにはわりと何度も使っている題材なのですが、なんで思いついたんだっけかなあ。たぶんアミューズフェスの天気の心配ばかりしていたので、その辺からなんじゃないかなー。

てるてる坊主のあれは自分ではわりといい思いつきだと思ったら、やっぱりすでにある題材でしたね。

 

あっぱれ! てるてる王子 (講談社の創作絵本)

あっぱれ! てるてる王子 (講談社の創作絵本)

 

 

逆向き列車

テーマは旅。ほんっとにギリギリまでなんにも思いつかなくて主宰のかたをやきもきさせたことでしょう。タイトルはほぼ仮タイトルです。だって逆向きに乗ってないし。あのあとどうしたんだろうなーとは自分でも思うけれど、まあ、ひとの道から外れたことはできないタイプだろうな。

ちなみに、ひとり暮らしの頃、仕事終わりにそのまま車で京都とか長野に旅に出たことあります。着替えも持たないで、財布だけ、みたいな感じで。着替えはそのへんで買ったんじゃなかったかなー。あれはあれで楽しかった。

 

 

前回も言いましたけど、正直なところ、好きなように読んでもらえばいいのと、書き終わった時点ですぱっと忘れちゃうんで(おいおい)、この文章も野暮っちゃ野暮だよなーとは思います。

ここのところ、昔みたいにぽつぽつ書いてどこかにアップして、忘れた頃にまた書く、みたいな感じに戻してもいいじゃないかな、と思っていたりします。紙媒体にするのもいろいろ消耗するし、電子書籍はやらないとなーと思うけど正直なところ需要はないし(KDPの記事も途中になってるのはそういうわけで)。

誰かになにか言われてへこんでる、とかそういうのはないと思うんだけれども、たまに見かけるなにかを見て、自分のことだろうなーと思うことはよくあるわけで。

ガツガツやらなくてもいいか、と思うようになって、いまに至る、みたいな。

文フリにあわせて、とか考えなくなると意外と気が楽だとか。まあ、そんな感じです。

プロになりたいとかそういうんじゃないし、やみくもにdisられるのも本意ではないので(上手くなりたいとは思うけれど、それとdisられていいかどうかは別だし、批評にもならない文句を聞いたって意味がないし、ストレス発散に使うなよ、って機嫌悪くなるだけだしいいことないしね)、のんびりやってくのがいいのかな、と思います。

そんなわけでまた月末。次もいい話が書けるといいな。

「きみのようにはなれない」(第11回短編小説の集い 参加作)

はじめに

短編小説の集い「のべらっくす」さんの企画第11回。添嶋は7回目。

テーマは「祭り」。これをご覧の貴兄は祭りは好きだろうか。僕は好きだ。屋台も祭りそのものも、祭りに出かけてきているちょっと浮き足立った人を見るのも好きだ。同級生が浴衣を着ているのを見かけて、ちょっといつもと違う気持ちになるのも好きだ。

novelcluster.hatenablog.jp

というわけで、続きを読むからどうぞ。3000字弱くらい。

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夏が終わる

夏の終わりの海風は汗をかいた肌にまとわりついて、さわるとぺたりと音がしそうなほどだ。
寄り添うと暑いから、ほんのすこしだけ間を空けてコンクリートの堤防に二人で座っている。
試合に負けて引退した坊主頭も少し伸びて初めて見る人みたいにみえる。
さっきから会話がないのは、たぶん互いを意識しているせいかもしれない。
君にここでキスをしたらどんな顔をするだろう。
だけどたぶん君はそういうのは嫌がるだろうから、ときどきふれる互いの指先の感触をそのかわりにするしかないのだ。

「逆向き列車」(第10回短編小説の集い 参加作)

はじめに

短編小説の集い「のべらっくす」さんの企画第10回。添嶋は6回目ですか。

テーマは旅だそうです。そういえば中学の時の作文の宿題のテーマも旅でした。んで、全然旅じゃない、やたら読点の多い作文を出したらその年の学校文集に載ったという、なんだかよくわからない思い出があります。

どうでもいいですね。

novelcluster.hatenablog.jp

今回は1500文字くらい。ちょっと短めです(すみません)。旅に出るまでの話です。というか、テレ東の番組にありそうなやつ、ですかね。

それでは、続きを読むからどうぞ。

 

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