気力体力資金があればたくさん見に行ったんだけど、なかなかそういうわけにいかず。あと、予定と見たいものが上手く折り合わないということもあり、この連休は見たものは少なめ。
テオ・ヤンセン展
静岡県立美術館でやってる。巡回展なんだけど、実物見るまでに自分はいくつも見逃していた(し、距離的に諦めたところもある)。
ストランドビーストが実際に外を歩くというので、その日めがけて行ってきた。行ってきてよかった。
地方開催だし、比較的早い時間だったし、ゆっくり近くで見ることができた。お前らそんなにテオ・ヤンセンが好きか、と言われるだろうが、好きなんだよ。悪かったな。
当然、中の展示もガッツリ見た。蹄のような設置部が地面を踏みしめるのを見て、これは生き物だなと思うしかないのだった。
理科とか工業的な構造とかわかってないとこれがどうなってるのか分からないのかもしれないが、そういうのは模型を買うべきかもしれない……。会場で見かけたどこかの家の男の子たち、買ってもらったストランドビーストを誇らしげに持っていて、ここに来られて本当に良かったね、と思った。
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Playground Becomes Dark Slowly
ここからは同じ日に見てきたもの。芝生の上に立つオブジェとか、花壇の上に組まれたハンモック的なものとか、水辺に浮かぶ花と風船とか。夕方から夜にかけてのライトアップされたそれらもたぶん素敵なんだろうけど、昼間に見た、子供たちが無邪気に遊び回る風景がとても良くて、パブリックアートってこういうことなのかもしれないと思った。意識してみれば作り込まれたもの、意識しなければ背景として、舞台装置として溶け込むなにか。
上野の森美術館大賞展
公募展だそうだ。なので、展示そのものはフラットで、作為的な並び順ではないので(たぶん)、自分の好きかどうかだけで見ることができる。
見に行ったときは自分が具象画の気分だったようで、細かく書き込まれたものとか何が書かれているかわかるもののほうが好きだと思った。
同時に前回受賞者の展示もあったのでそれも見た。
獣(第2章/BEAUTIFUL DAYDREAM)
本企画は、東京の都市とサブカルチャーについて制作をするアーティストGILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEによる7年間のプロジェクト「 獸( JYU ) 」の第3回目であり、最大規模の開催となる。本展ではサブタイトルを「BEAUTIFUL DAYDREAM」と題し、同じように繰り返される高校生活のなかで天使を目撃する青年やその世界を学校机を用いた大規模なインスタレーションやGCD☆GCDによる新シリーズ平面作品、山本和真による新作ペインティング、太郎による短編映像作品など様々な手法を用いて再構築する。
とのことで、知ってたら初回から行ったかなあ、という気はする。漫画っぽいような、思春期の何かっぽいような、もどかしさというか爆発まではいかない、溜め込んだなにか、というように見えた*1。
自分がもうちょっと若かったらすごく好きだったと思う。今もこういうの好きだけどさ。