空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

名前、名前、名前。

今使っている名前は20か21くらいの時にふと思いたってつけたものだ。自分の本当の名前があまり好きではなくて、つねづね違う名前だったらなあと思っていたのだ。大学生の時、ミニFM局みたいなことをやっていたときにDJネームみたいなのが必要になって、とりあえずつけた名前があった。しばらくそれでやってたんだけど、とりあえずはやっぱりとりあえずでしかなくて、どうしたもんかなあと思っていたときに今の名前を思いついた。以降20年以上この名前で小説家ごっこを続けている。

名前の由来はないと思っていたのだけれど、大学の時に住んでいた街の中に、そういう地名があったということを、最近になって知った。

なにかひとの名前を考えるときはほとんどの場合、そのへんにあった本とか新聞とか電話帳とか名簿とかを見て、それを原形をとどめない程度に改変して作るので、たぶんこの名前もどっかで見たのをぐしゃぐしゃしたんだと思う。なので、ほぼ思いつきといっていいと思う。説明するのもめんどくさいしね。

登場人物の名前を決めるのも苦手だ。知っているひととおなじにすると、あて書きっぽくなってしまって気持ちが悪い。さりとてあまり適当だと感情移入できなくて困る。だからいつも最後まで困ってしまうのだった。最近は名前を極力出さない書き方を覚えてしまったせいか、ただでさえ一人称もはっきりしないで書いているのに、これでどうやって区別つけんだよ、みたいなことになっている。ような気がする。

話を作るって、すべてに意味がないといけない。だから、名前も考えすぎちゃうのかもしれないなあ。もっと気楽に考えればいいのか。