東京都現代美術館で開催の「豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表」を見てきた。
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予備知識なしで行ってきた。解説そのものはTokyo Art Beatとか現美のサイトを見ていただくとして。おそらく解説なしでは意図がわからなくて、リーフレットの解説を見てかろうじて意図がわかったような気になるという展示。ただ、伏線みたいなものは張られていて、よく見てよく考えて行くと、理解とはいえないかもしれないが、突然繋がったりする。
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割られることが(最後まで)ないくす玉、作品の裏側、自己の記録という記録*1、視点を意図的にずらしたもの*2、ずれて見えるように作られたもの、いろいろ。
RGBをCMYKで再現しようとする試みは好きかなあ。
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人生の切り売りは好きではないが、この場合、背景を知っていると面白い、というよりは記録は記録として眺めるのが正解なのかもしれないとも思った。通帳とキャッシュカードが並ぶのはわりとポップアート(もしくはレディメイド)っぽいとも思ったり。
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ついでに「MOTアニュアル extra(エクストラ)」も見たけど……MOTアニュアルを見ないとこれ単体で見てもあんまり意味ないかな……。