空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

本の制作裏話

こんなの誰が得するんだろう。わかんないけど。
今回はどうしても写真を入れたかった。要するに銀色夏生の初期のようなことをやりたかったのだと思う。題材も何も決まってなくて決まっているのはタイトルだけ(ってもそもそもの仮タイトルは「So Blue」だった。森高だよなぁ)。はてなダイアリーに習作としてのせてあるいくつかとかを入れようかとも思ったのだが、それだと写真を撮りに行かないと題材がない。4月は劇的に忙しかったので(精神的にも、個人的にも)そんなことしている余裕はない。
友達キットはなんとなく書きはじめていて、ほかにBump of Chickenの曲を聴きながらだらだらと書いていたうすらどんよりとしたものとか三つっくらい平行で書いていて。昔の自分ならありえないのだけれど、たぶんそれはついのべを書いていたので違うネタを次々とだそうとするようにしていたからなのではないかと思った。それで、でも、文フリに出すにはちょっと弱いなぁと思っていたらあるとき突然友達キットの話が大きく動いてくれて、これならひとに見せられるかもしれないと思ったのだった。
本のタイトルが決まって、それに合わせて友達キットの軌道を少し修正した。ラストはどうしても動かせなかった。気がついたら友達(生身のほう)ができていた。あれは不思議だった。
レイアウトを決めて、とりあえず空白のページをガンガン足していって区切りにしていたのだがなんか白いページまで印刷の換算に入るのが嫌で。結局写真を入れることにした。ぎりぎりまでカメラ持ってこどもと遊びに行ったときとかに撮って、それはフィルムカメラだったので、現像とスキャンサービスを利用して。あんまり使える写真がなくてがっかりだったけど仕方ない。ほしぞらがかりにはInstagamの写真もつかって、ようやく形が見えてきたのだった。
あと、各章のタイトルは本当に最後まで決まらなくて、今も仮タイトルのまま出したような気分で、読んでくださった方には大変申し訳ない気分なのだが、あれよりもいいタイトルが出てこなかった。