だいぶ間が空きました。気力がなくなってきたわけじゃないんだけども。睡魔には勝てないのでした。今回もいくつか。
- 「こみろんらびっと」vol. 1 vol. 2 岡見眞琴
かわいい。ひたすらかわいい。初読の感想は「Eテレの5分くらいのショートアニメ」か絵本。なかよしとかの短編ほのぼのマンガみたいな感じかも。かわいいは正義だなぁ。
で、子どもにも読めると思うよ、とおっしゃっていたのだが、たしかにそうかも。子どもでも楽しめるものが文フリでは極端に少ない。子どもの来場者も少ないししかたないんだけど。こういうのを書けるというのも才能だと思う。 - 「のこった! おからちゃん」よしだおか
豆本。4コママンガみたいなの。なんか読んでいてふふふ、となった。短いんだけどなんか妙に頭に残る。なので、ショートショートに出てもらった(笑)。みんなもっとおから食べようぜ。それにしても、作者のよしださんてふしぎなひとだなって思った。 - 「カモシカ達の仲違い」最上リバーたえ子
なんじゃこりゃ(←褒めている)。短編かと思ったら(って小説とご本人はおっしゃっている)バリバリの現代詩のようだった。深読みはいくらでもできそうだけど、脈絡はおそらく、ない。勢いというか、概念というか、言葉ではない「圧」のようなものの勝利宣言。
文章のリズムが良いので、不思議と意味がすぐに取れなくてもそのまま読み進めることが出来る。あとから「あれ?」って思うことはあってもあんまり関係ないのかも知れない。 - 「お米ご飯」伊藤佑弥
「きっと最後」についてきたおまけ。リハビリ?みたいな一冊だった。
「きっと最後」をまだほとんど読んでないのであれだけど、なんか全体的にしっくり来る文体を探しているというか手癖を試すようなというかそんな感じで書いているように思えた。うしろに行くにつれて、書く速さも読む速さもあがる感じ。
みじかめのをだだっと読んだので感想も短め。でもいろんな人のいろんなところをちょっとずつ吸収していってる感じ。リズム大事。せっかくの文章も、リズムが悪いとなかなか読めないのです。これは内容がヘヴィで読み進められないとかそういうのとはまた別の話ですよ。
ではまたの機会を。これ、需要あんのかなーと不安になってきているところ。