三連休、特になにもなかったのでつまんねーなーと思っていたのだが、そういえば、と思い、出かけてきた。名古屋まで。
名古屋古本まつり
名古屋古書会館で定期的に開催している古本市のうち、いちばん規模の大きなもの、らしい。初めて行ったから規模感がわからん。建物の1階と2階でやっていた。ふだんは業者さんしか入れない会館で、一般の人が入れるのはこういうときだけらしい。
いくつかの古書店さんがそれぞれの場所でブースというか売り場を構成していた。テーマが映画関連、料理と手芸、絵を中心とした本(図録とか絵本とか画集、写真集)ということで、映画以外はわりと見てて面白かったかな。映画は自分はほとんど見ないのでわからないので。
図録とかもそうなんだけど、森山大道の写真集とかたまに見かけても5桁かよ、みたいな感じ(今回もそうなんだけど)。でも冊数がけっこう合ってヤバかったなあ。現金払いだけだから助かったという話もあり。
結局新書を5冊ほど買った。テーマ外の本という気がしないでもないけど。まあ、いいです。
国際芸術祭 あいち2025 灰と薔薇のあいまに
あいちトリエンナーレ2019が攻めすぎたからか、名前も変わって2回目だったかな。個人的にはあの不穏な感じが好きだっただけあって、今回のは中心テーマが異なるけれども、行儀の良い展覧会だなあって思った*1。諸星大二郎の漫画があったのはびっくりしたけど。あと、商店街の方の会場はなくなったんだろうか。市民参加の展示って感じがして好きだったんだけどなあ。
いくつか好きなものはあって、小川待子の造形物とか。
川辺ナホのインスタレーションとか。
今回はあんまり作品の写真をばしばし撮ってる人はいなくて、「作品を背景に展示を見ている私」を撮っているのはたぶん格好からして中国からの人たちなんだろう。一瞬だけ出てきて炎上して消えた美術館女子ってのが本当に嫌いなんだけどあれをきれいにトレースしているとしか思えないような*2ことをやってて、なんだかなあって思った。
自分はケータイのバッテリーが心もとなかったので、まったく写真を撮っていないのだが、まあ、これは図録がいつか出るだろうからその時に買うことにする。作品を見て思い出すなら自分で撮ったものよりも図録の方が間違いがないだろう。
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行き先名古屋だしと思って往復在来線で行った。浜松と豊橋で乗り換えればいいので楽*3。東京と違って移動がややこしくはないので、疲れてコーヒー休憩というのもほとんどなかったし。いきなり時間が空いてどっかなんかないかなっていうのができないのはあれだけど。
帰りがタイトな感じになってしまって、名古屋っぽいものを食べなかったなあと思うけどよく考えたらそういうのはひとりで食べるようなところにはないんだったな。あとお土産で買ったういろうがうまかったので良しとする。