空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

ローカルメディアを創る(の話を聞く)

7/7に編集者の方から話を聞く機会を得る。前回、「本を作る講座」の小規模出版の仕事、という回を聞いて、その次も聞いてみようと思って。今回は「ローカルメディアを創る」。

話者は陰山裕樹さん。編集者、プロジェクトエディター、千十一編集室代表。最近「ローカルメディアの仕事術」「あたらしい路上のつくり方」を出版されています。自分は失礼ながら存じ上げなかったので、あまり予備知識なしで聞きに行きました。

サイトはここね。

sen-to-ichi.com

で、聞いた話(の一部)。

  • マスメディアの反対側にいる、ローカルメディア。
  • マスメディアのつくるものの縮小再生産のものはたいていつまらない。
  • そこでしかできないこと、そこでしか手に入らないもの、をつくること。→たとえば城崎温泉でしか買えない本とか。
    (で、個人的に思ったのはそれのルールをすこし緩めたのが伽鹿舎の本で、ここは取り寄せ可能だったりするんだけど、城崎温泉のものは本当に現地に行かないと買えない)
  • SNSとの相性がよいと思っている。そこから広まっていく。
  • たとえば電波系な人が寄ってきたとしても、上手く使えば面白いことになると思う。排除をしたり、自分に合う者だけ選んでしまうとそれはマスメディアのやり方と変わらない。
  • 外部の人間ならなんでも言いやすい。内部からだと言いにくいことも言える。内部からだと諍いの元にもなったりするが、外部の人間はあまりそういうことを考えな(くてもい)い。
  • だいたい、そこに行って(酒を飲みつつ)腹を割って話せば良かったりする。
  • コミュニティとコミュニティをつなぐこと。
  • 編集者は基本的に悪くいうもの。どちらかに与することはないと思う。
  • いやいややるならやめたほうがいい。好きなことを楽しくやるほうがいい。(楽しくって言うのは解釈間違えるとあれなんだけど)

 

という感じだったと思う。違ってたら申し訳ない。出てくるパンフとか読みながらだったからちょっとうろ覚えが多すぎてもったいないことをした。

べつに紙メディアにかぎったことじゃなくて、場を作ると言うことも該当するのかなと思った。自分がやっていることに結びつけるのはいいのかどうかわからないけれど、きちんとぶれないで筋を一本通しておけばいいのかな。

 

あと、数年前に参加する羽目になった地域の都市計画マスタープランの場にいたファシリテーターもそういう感じだったのかもしれない。外部の人間だから見えることってあるよね。静マルだってもしかしたら、自分が他所者だったから出来たのかもしれない。それはその後別の人と話をしたときにぼんやりと思った。出る杭は打たれるとか、まさに諍いの元とか、そういうのあるだろうしね。

何人か、静岡のローカルメディアの関係者(?)も来ていたようだった。きっとみんな思うところがあったんじゃないだろうか……。