空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

遅刻したって走って急いでひどい雨の中、君の待つ時計台の下まで。腕組みして背中丸めて雨から逃げるように君はしかめっ面して。寒かったでしょう? 手のひらを頬に当てると二人の体温が同じになっていく。このまま雪になればいいのに。そう言うと、凍えるのは嫌だと拗ねるふり。