Twitterの閲覧制限からの他サービスへの引越し騒ぎ、Threadsのサービス開始……の一連の騒動の只中にいるわけなんだが、多分もう何日もしたらそれもひととおり落ち着いて、また元のように戻るだろう……ということはどこかに書いた気がする(遡るの面倒)。
分散したぶん、それぞれのタイムラインを読む意味も薄れてきてるし*1、そんなら積読崩してもいいんじゃないかって気がして、積読を崩し始めてる。
ついで……と言ってはなんだけど、ようやっとKindle Unlimitedなんか使い始めて、無料のうちにどこまでできるか試そう、という魂胆もある。
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タイムラインを追うのをやめて、そのぶん本を読むようにしたら、今まで二、三行で止まっていたのがするする読めるようになってた。要するにフォントとか活字を目にしたかっただけらしく、ちゃんと練られた本を読むとそれで字を読みたい欲求が満たされるんだということに気づいた。おせーよ。
自分のペースだとよくある厚みのエッセイの単行本2〜3時間で読み切れる、らしい。小説ならもう少しかかる。評論ならもっとかかる。小説とそれ以外、という読み方をしているのでだいたい一日2冊くらいのペースになるらしい。
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読んでなんか書かなきゃみたいなことをたまにやっているから、何かしら感想を持たなくては、と思うこともなくはないけど、今はそんな必要もないものから読み始めているので純粋に楽しい。ここのところ、アウトプットばかりでインプットをほとんどできていなかったので、なんか飢えてたんだなーという気持ちでぐんぐん読んでいるのだった。
その上で、プロの手の入ったものはやっぱ読みやすい、自主制作でも上手い人のは上手い、という当たり前のことを思ってしまう。
すごく変な話だと思うが、
- 読めるし読み切れる文体
- 読めないけど読み切れる文体
- 読めるけど読みきれないもの
- そもそも読めない(し読みきれない)もの
があるような気がする。それはプロだからとかアマチュアだからってことではないんだろうけど、ちゃんと練られてさえいれば上2つにはなるんじゃないだろうか、みたいなことを思った。
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で、印象に残ったもの。
理屈っぽい恋愛小説はあまり得意ではない。出されたら食べられるけど、どれがいいか聞かれたら選ばない味のご飯のようだ。最後まで読めるのは舵取りというか、書く人と編集の見ているところが一致しているからだろう。
前後して立て続けにただセックスをするだけの話を読んだのだが*2、後から読んだほうの漫画は……うん、ごめん、自分には合わなかったよ。登場人物における自己の掘り下げかたの問題なのかなあ。他方、小説のほうはクッソエロいんだけど、背景とか流れとかオチまでしっかりしてたもんなー。
評論*3は同じことを違う視点で何度も補強するように語っている。その、何度も出てくる問題提起はたぶん永遠に解決しないことのようだと思う。
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あれから4日くらいたって、Twitterとか画面を見る頻度が少し戻ってはきているけど*4、もうちょっとこのまま行けないかなーと思っている。いや、まだ積んどくたくさんあるんだよ。そうこうしてたらまたお仕事で読まないと行けないものが増えてくるし。それまでに目と頭慣らしておかないと。