2/2、ヒトヤ堂であった、青木真兵さんと光嶋裕介さんのトークショーを聞いてきた。トークショーのタイトルは「つくることとなおすこと」だが、そこに時々戻りつつも内容はわりと多岐に渡った感じ。
とても全部覚えきれないので、脳内解釈込みで覚えている範囲で。たぶんとてもわかりにくい文書なので許してほしい。
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光嶋さんは建築家。
青木さんは思想家……というか、元々西洋史を学んでいて、東吉野に移住して自宅を私設図書館として開いている、という方。
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会場となったヒトヤ堂自体がリノベ物件なので、そこから話が広がって、日本は全部壊してリセットして新しいものを作る、ヨーロッパは元々あるものを直しつつ更新していく、それが本来のスクラップアンドビルドではないかという話。
建築家は指揮は取るが自分で何かをするわけではないという話とか、そこに至るまでの空白期間が長すぎて人が当然通っているであろう期間を通っていない。だから常に「not enough(充分ではない)」手に取れる情報は手に取りたい、という話。
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対して情報やら何やらが常に「過剰である」という状態もつらい、という話。
あるいはいかに不便であっても(災害時に危険区域になる恐れがあると言われていても)、愛着がある人たちを引き剥がせるか、という話。その危険性も込みで生きていく必要がある……。*1
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「永遠に続いていく、とはいえ、いつか建物自体の寿命がくるのではないか、ゼロになる日がくるのではないかのいうぼんやりとした不安」というオーガナイザーのこじまさんの声に「それは終わりはない、直していくということで続いていくし、もしかしたら別の場所に移ることがあってもスピリットは残る」という答え、なくなるかもしれないという考えを内包したまま生きていくという捉え方、あるいは次にそれを渡していくという考え方……。
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そのあと、サイン会で本にサインをしてもらいながら光嶋さんにnot enough の話をちょっとだけする*2。あと、マグルの話も。受け止め方で変わるんですよね、みたいな話をした。
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そのあと、移転したペーパームーンというカフェでやっているレコード市を見てきた。ここも、移転したけどスピリットは移転前からちゃんと残っていて、さっき聞いた話につながっているなと思った。
