去年の夏に「片貝木綿を仕立ててもらうことにした。楽しみ」と書いてからだいぶ経ったことに今更のように気づいた。
夏に作った単衣はとても良い柄で、秋口から大活躍したのだった。コール天の羽織と合わせると秋の色になって良い。久留米絣、麻、これと春から初秋にかけて着る普段使いができたことになる。
木綿、柔らかくて好き。フォーマルな場に和装で行くことはまずないだろうから、こう言うので良いんだと思う。
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そういえば夏に綿麻の浴衣……?の仕立て上がりのを買ったな……。あれはほぼ衝動買いだったんだよなあ(東京に出た時にちょっと気が大きくなって買った)。
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年が明けて、正月に帰省したときに、いろいろのどさくさで一枚、アンサンブルの古着を買った。黒い紬でそういえば持ってない色だったなと思ったのと、自分へのお年玉のつもり。
地震で落ち着いていない気持ちの時に買ったので、なんなら衝動買いもいいところなのだが、宝くじを買うことを考えたら安いもんだと思う。
通販サイトには上前にスレありみたいなことが書かれていたけれども、いやいやどうして、自分レベルでは全然わからない。ということは普段着にしても問題ない。なにかあっても、それなりに着てからメンテに出せばいいわけで。良い買い物だと思った。
(でもまだ実戦投入はしてない)
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で、3週間も経たないうちに、別の通販サイトでまた見つけてしまった。「お召」と書いてある。*1証紙があるわけではないから、素人である自分には判断はつかないが、言うことを信じて買うとする(買うんかい)。
実はもう一枚、前にそれこそ「お召」の証紙つきのアンサンブルを買ったことがある。本当か?みたいな気持ちでいるので自分の中では保留扱いなのだが、こういうのは自分が見る目を養うしかないんだよなあ。
てなわけで買った。これである。
地紋がきれいだし、着ててパリッとしてるから良いですね。サイズもちょうどいいと思う(身丈と裄丈だけは)。
これを着て、先日の会合アンド会合に出かけたのだった。まさか、当日の直前にドレスコード指定があるとは思わなかったけど、良いタイミングだったと思いたい。
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着た日をカウントするとどうも義務が発生して嫌なので、今年もその気になったら着る、くらいの感じで行こうと思う。