しばらく子ども二号(日記にはなかなか出てこないが遠方で働いている)が使っていた車が不要になるということで、引き取りに行ってきた。どうせ誰も家にいないし、せっかくの連休、どこにも行かないのはどうも精神衛生上よろしくない。
待ち合わせまでの時間が少々確保できたので、有松絞りで有名な現地と、熱田神宮へ行ってきた。
鈍行乗り継いでいくのは楽しい。飽きる頃に次の列車に乗り換える必要がある。それがいいのだと思う。
某駅で、某政党(でいいのか?議席取ってたっけ?)の知らない若者がレクチャーを受けながら辻立ちをしていた。辻立ちのOJTなんて聞いたことねえよ、と思いつつ、それもまたそこの作法があるのだろう。教えてた人の口調は怖かったけど。
有松
駅を降りたら、街並みの案内の看板が。古い街並みを模していて、あちこちに鯉のぼりが飾られていた。
祭りが6月の頭にあるらしく、その雰囲気だけは少しずつ醸成されている感じ。コロナ禍もひと段落を見せ、たぶん今年は人出を見込んでいるのだろう。
有松は義母が仕事でここの布地を仕入れに来ていたことがあるらしい。それを使って服に仕立てて売っていたので、見たことがないわけではない(なんならおこぼれでシャツを頂いたこともある)。どんなところか気にはなっていたので、良い機会なのだった。
有松・鳴海絞会館では反物から出来たものまでいろいろあって、反物はさすがに値が張りますね。浴衣にするには時期的にギリギリだろうからか、何人も選んでいた。
とりあえず初回訪問だったので、手拭いを一枚。風呂敷も良いのあったけど、使用頻度を考えてしまった。
熱田神宮
ここも初めてか。もう少しで名古屋中心部、というところ。草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)の鎮座に始まるらしい。
日本武尊がこれ(=天叢雲剣)を使って、草を薙ぎ払って火をつけ敵を退治したという話はよく聞くと思う。天叢雲剣は草薙神剣として熱田神宮へ、火をつけた場所ってのが焼津なわけです。ちゃんと繋がっているのね。
説明の看板をひととおり読んで、参拝して、御神印をいただく。帳面忘れてきたから買っちゃったけど、まあ、いいでしょう。けっこうな人出だったけど、うるさくないし、逆に静かだとさえ思うんだからこういうところの力ってすごいのな。
中に、きしめんを食べられるお店があるのだけど、もう相当待たないとダメなくらい人がいてここで食べるのは断念した。きしめん食べたかったなあ。
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外に出て、適当なところで昼を食べ、二号氏と合流。短い時間だったけど、良い旅でありました。また行こう。