と言っても、写真NGだったので展示の写真はないんだけども。
静岡市清水区のフェルケール博物館まで「銘仙展 夏」を見に行ってきた。きものとしずおかという、要は着物着てあちこち出かけよう、という企画に参加してきました。
この日は暑かったので、麻の単衣で。だいぶ省略して涼しく過ごせるようにして行ったつもりだけど、でもやっぱり暑かった。献上角帯を吉弥結びアレンジ版で行きました。
(写真撮らなかった。すぐ汗だくになっちゃったし)
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銘仙は先染平織りの絹織物で、まあ、普段着としての絹織物ですね。大量生産だったりすることもあるそうで、いうたらファストファッション的な位置にいたのかもしれませんが(ちょっと大袈裟か)。
トンボが大胆に配されていたり、ちょっとコンポジション的な柄だったり、あるいはアールヌーボー的なものもあったり。今の保守的着物警察の御仁にはお気に召さないような庶民の着物かもしれません*1。
で、直して直して長く着られたものも多く、脇とか肩とかあちこちにほつれと修復の跡がありました。今ほど大量に所持していなかった(かもしれない)とか、リユースとしてあちこちの家をめぐったりしていたのかも。
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そのあとは清水散策。
清水次郎長ゆかりの地を訪れたり(知識としては知ってても、実際に見ることは初めてだった)。資料館としても面白い。末廣にはマネキンが当時の様子を再現してあったんだけど、顔が洋風だからなんか外国人が衣装着て記念撮影してるみたいで面白かった。
次郎長通りは地方都市によくあるシャッター街っぽくなっていて、それはそれでちょっと切ないのだけど、それを頭に入れつつ歩くのも悪くはない感じ。アーケードから流れる爆音の有線放送が余計にそんなことを思わせるのかもしれない。
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そして美濃輪稲荷神社。結構な大きさで、ちゃんと鳥居がたくさんあって。県内では最高位の稲荷神社なんだそう。
狛犬ではなくて、きつねがいらしたんだけど、阿吽の位置が逆だった*2。あれはなにか意味があるんだろうか。
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最後はCAFE OECさん。大石さんがやってるからOEC。(笑)銀行の建物をリノベして使っているそうで、カウンター席は銀行のカウンターのまま。テーブル席は靴を脱いではいることになります。
www.instagram.comジンジャーエールとスコーンをいただいたのだけど、美味しかった。自家製が多いのかな。2時間近くしゃべってたのでは。楽しかったです。
こういう集まり、異業種交流会という感じでもあるし、同好の民という感じでもあるし、普段こういうのにあんまり参加しないんですけど*3、ご近所さんも見つかるし、たまにはいろいろなところに飛び込んでみるのもいいですね。また行きたいなあ。
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撮った写真
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おまけ
帰りにChikage Coffee Roasteryさんという喫茶店を教えてもらいました。ちいさいお店なんだけど、コーヒーとかビールとか、カフェというかパブ(イギリス的な意味合いでの)だよなーと思って。時間作ってゆっくりいってみようと思いました。