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机の下で手をつなぐ 蝉の声が耳の中でうるさいくらい 先生にバレたらどうする? せめて昼休みまで待ってくれたら
いつもは怒ったような顔ばかりの君が普通に僕の名前を呼んだ(ような気がした)時に今までずっと悩んでいたのが馬鹿みたいに思えてきた。僕は君が好きなんだ。きっと。
君の声が聞きたくて電話をしてもつながったことはない君にとっての僕はたぶんその程度
街で君を見かけたので声をかけようか迷ったけど、隣りにいる人に気づいてやめた。 目があわなかったのをいいことに何も知らないことに決めた。 二人に知られて二人ともなくすのは嫌だった。
病院のベッドの中から見る空と教室の窓から見えるそれはたぶん同じだ。 あんなことしてもしなくてもきっと何も変わらない。消えることもできない。
僕と話をする時、一度も僕を見ようとしないので君は僕を嫌いなのだと思うことにしている。確かめたことはない。せめて僕のほうから話しかけないようにするくらいしか。
僕たちはひとことも話さずに通過する列車を二三本見送った/もうなにが正しくてなにが間違っているかわからなかった/少なくとも君が僕に嘘をついていることだけは本当のことのようだった//たったそれだけのことを僕に黙っていたのが僕には何より許せなかった
思い出は必要ない 君がいなくてもいい 無理に笑うこともない 君には彼がいる 寂しくはない ため息をつかなくなった 泣いてないけど さっぱりした いろいろ もう会うこともないでしょう もう二度と バイバイ じゃあね さようなら 最後に笑ったら僕たちは
君が一人いなくなったってかわりはいくらでもいるんだ いいかげん、すべてを諦めたらどうだろう
僕の好きな人がいちばん喜ぶことってなんだろう、と考えたらひとつしかなくて僕にできるかわからないけど、やってみることにしたよ。今から学校の屋上から空を飛びます。
イライラするから消えて と いうので じゃあそっちが消えろ と いうと そんなつもりで言った訳じゃないのに と 泣き出した なんて 面倒くさいヤツ
いつも君は僕の話を遮り自分の話を始める。僕のことは本当にどうでもいいんだね。
泣いてすむならとうの昔にやってるよな、と 何ひとつ許されないこの状況で諦めたように 呟くのです。
一度だけ学校をさぼったことがある。 僕なんかいなくても変わらないだろうという子どもじみた理由で。 1日昏々と眠り続け、目を覚ますと君が枕元にいた。 なぜだか泣いていた。 ごめんなさい、明日は行くから、というとまた泣いた。
誰もがいつか死んでしまうならば僕が今ここで生きている必要もないのではないかヘッドフォンの奥で鳴っている音楽は僕に現実をつきつける
誰も聞いていない 誰にも届かない 僕の言葉はなんの意味も持たない 誰かといると唐突にわかるときがあるよ 僕には本当に何もない 君はどうして笑うの? 僕の何を笑うの?
部屋でひとり キーボードを叩いていると時々 実は壮大な騙し企画ではないか と そんなこと あってもなくても この世界にたったひとり 僕は
二人で帰るのは初めてだった。というか後ろから勝手について行ってるだけだからほとんど悪い冗談みたいなものだったけど。君が何も言わないのをいいことには勝手に話をした。最後の最後に「ま、好きなんだけど」と言ったら「俺も」って手を振って道を渡って…
久しぶりに降りた駅で君を見つけた見失わないように君を追いかけた声をかけられるなんて思ってなかった君が誰かに笑いかけているところを見ることが出来ればそれでよかった相手が僕じゃなくても良かった(ほんとうはきみにみつけてほしかった)
駅まで君と歩いたひとことも話さずに歩いた今までのこと全部謝ったって許してくれそうにはなかったそれでも君のことを嫌いにはなれなかった誰かが僕を笑っても僕は君のことが好きだった僕を僕として扱ってくれる君だけが好きだった
足が痛いよ。自転車が壊れちゃってちゃんと家まで帰れるかどうかわからないけど、お母さんに糸川さんから預かったカプセルを渡さなきゃ。疲れたよ。早く帰りたいよ。ケガしたところが痛いよ。お母さんに早く会いたいよ。
傘!と思ってひどい雨の中僕は家を飛びだした。なにも持たずに出かけた君が困っているんじゃないかと思ったからだ。駅につく頃、君を乗せた車が僕の真横を走り抜けて行った。既にずぶぬれだったけど更に派手に水をかけられてしまった。自分がバカみたいに思え…
ずっと君が僕を待っているって聞いてダッシュで教室へ向かう。 何か持ったままうつむいて泣いているようにも見えた。 きっと何も言わないだろうけど話しかけるよ。
君が喜んでくれればいいなと思って用意したCDをすんでのところで渡すのをやめた。 そんなことしたって怪訝そうな顔になるだけだからだ。 僕は何をしたかったのか。 CDを見つめたまま動けずにいると君が声をかけてきた。 嘘をつけるかな。絶対に君にバレない…
ずっとこうしたかったって抱きついてくるのはいいのだけれど、必要なのは僕なのか、僕の身体なのか。
大きくなったわねぇ、なんて母ちゃんみたいな言い方すんな。いつもいじめっ子から守ってるの誰だと思ってんだ。バレンタインに義理だって渡されたからこっちだって義理で返すぞ。ちくしょう。
死ねばいいのに、と彼女がつぶやいた。指を差した方向は窓の外だった。僕は彼女が幸せになるのならなんだってしようと決めていた。僕は迷わず空を飛んだ。瞬間、クラスから快哉が聞こえた。
テーマパークに行って世界一有名なネズミに「ずっと会いたかったんだよ」と言ったらハグされた。耳元でくぐもった声で「うぜぇおっさん」と言われたような気がしたけれど、そんなの自分でもわかってる。僕に夢も希望も存在の理由もないことくらい。
酷く寒い朝に「うわー、おまえの布団暖けー」とかいって入ってくるのはやめてほしい。まして「こうすると落ち着いたりしね?」と僕の足の付け根に手を置くのはもっと嫌だ。ただでさえ緊張してからだが熱くなってるのにもっと熱を持っちゃうじゃないか。
学生の頃、元気いっぱいにしていれば友達ができると思っていた。中学に入ってそれが無意味だと悟り少しずつテンションを落として必要以上に空気を読んだ。みんながキモいヤツは何をしてもキモいというので少し途方に暮れている。僕はいったいどうしたいのだ…