たまたま、ほんとうにたまたま近くまで行く用があったので、国立新美術館に行ってきた。見たものは「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」展。
NHKのEテレで紹介されていて、その時点であと一週間、という会期だった。ほぼ諦めていたのだけど、運良く見られることができた。
www.instagram.com最初の作品からもうすでに圧倒されていて、照明が上下しているのに、自分のほうが上下に移動しているように想われて浮遊感というか、不安定さを感じるというか。
大きな布が風にあおられる様は波のうねりのようで、これはずっと見ていられると思った。
インスタレーションというか、大物の展示二つがメインという感じだったので、点数は決して多くはないのだけれど、これが無料で見られるなんてずいぶん太っ腹だと思う。
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で、パブリックスペースに展示してあったのは「NACT View 03 渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト) 私はフリーハグが嫌い」。アイムヒアプロジェクトは前にどの展示で見たんだったか*1、ひきこもり当事者を題材にしているけれども、よりそうというわけでもなく、理解するという上から目線でもなく……なんなんだろうなあ。
そういえば、地下鉄乃木坂駅からA6番出口に出る、美術館直結の階段のところにこれの映像が流れていた。フリーハグ嫌いという看板を持って、美術館の営業時間(10時間)ぶん、立っていた映像。
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時間があったので、21_21 DESIGN SIGHT。「もじイメージGraphic展」。
タイポグラフィとか、装丁デザインとかそういう方面。好きだけど、自分には絶対できない分野だなーと思って見てきた。装丁が多いのはそうなんだけど、これ見てると安易に本作ったとか言っちゃいかんよなーと思うのだった。図工2は永遠につきまとう。
ただ、たくさん作ると自然と統一感というか筋道みたいなものができてきて、それがたぶんその人の持ち味というか、良さにつながっているのだろう。
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ミッドタウンの辺りはイルミネーションがたいそうきれいで*2、こういうのを観ることができるのも、東京が(見かけ上)平和だからということなんだろう。
お昼は国立新美術館の地下の食堂でたべたり、夜はmuji dinerだったり。前日からだいぶ贅沢をしてしまった。クリスマスだからいいのか。