空想少年通信

素人物書きのつれづれブログ。

TOKYO ART BOOK FAIR行ってきた

まさか雨降ってると思わなくて、傘は持って行かないわ、ノイズキャンセリングイヤフォン忘れるわ*1突発で行くんじゃないんだからもうちょいちゃんと準備しなさいよ。

で、人混みで邪魔になるのも変に目立つのも嫌だったから普通の洋装してったけどわりと正解だったと思う。正絹着て雨じゃなあ。

TOKYO ART BOOK FAIR、すごい人の数だった。ART BOOK愛好家ってたくさんいるんだなあ。

わりと開場すぐに行ったつもりだけど、それでもけっこうな人。1Fのフロアはひととおり見るだけでも苦労した。それでもお目当てのzineを購入。

この二つね。折本なんだけど、写真集。クオリティ高くて好き。

ドローイング作品(のポストカード)。額装する用のポスターもあったけど、なんかぜんぶ見たかったので、あとでなんとかして飾るか何かしたい。

Aureliusz Kowalczyk氏のProject Seven。建築家らしい。

これは宇宙から画像を送ってくる仕組みを使って画像データを加工してzineにしたもの。

写真を撮る→一旦音声に変換→それを再生して画像に戻す、という過程なんだけど、その途中で話し声とか生活音とか拾うとノイズが乗ってしまう。その意図しない偶然のノイズも使ったということらしい。エンコード・デコードする機会は自作だという話だった。すんげえな。*2

BAUMのフリーマガジン配ってて、もらう。化粧品の試供品もついてた。おっさんにもくれたってことはジェンダレスのものということだろう。

一旦地下に降りる。

 

New Balance のブースでもフリーマガジン(NOT FAR)をもらう。バックナンバーももらえた(水天宮前まで移動した)。これフリーってすごいな。

 

一般参加のエリアでステッカーもらったりzine買ったり。どうしても欲しいやつは3周してやっと決心した。

意図やテーマがわかりづらいのはやっぱちょっと見るところまでいかなくて、そういうのを求めているわけではないのだけど、自分の見る目を育てないとダメだなーと思う。本人に聞くのもいいんだろうけど、ギャラリーおじさんみたいになっちゃうのも嫌なので粛々と見るしかないのだった。

海外のzineとか本は面白いんだけど、なんせ前情報もなく見るもんだからなかなか手に取るところまで行かない*3

ただ、DeepLで翻訳してもらって質問できたのは良かったかも。なんとなく伝わればそれでいいと思う。

紙の見本とかそういうの見るの大好きなんだけど、これはあると嬉しいけどあっても仕方ないので見るだけにとどめた。厚紙の見本なんてもはや鈍器だもん。

ふと、この前作った「(架空の)図録」はここにおいても大丈夫なのかどうか考えた。学生さんの課題として作られたzineはわりと近い感じだったから方向性は間違ってないけど、美術教育を受けていない人間がメインで作ったものという文脈では門外なのだった。自分はそこには出展することはないけど、裏の意図を表に出すとしたら、たぶん強気で攻めるしかないのだと思う。*4

*1:雑踏対策。時々うるさ過ぎてダメになるので

*2:音響カプラとかモデムみたいなもんですかねえ、と聞いてみたけど伝わったのかしら。

*3:単価も高いしね

*4:この「美術教育を受けていない」ってわりと展示で見かける文言で、これはいわゆる美大出の人とそうでない人を明確に区別しているわけで、それは美術界隈でこういう言葉を使う時にどういう意図を持っているのか、みたいなことは少し知りたいと思う。